COMPASS丸亀Link お友達のホワイトボード

火曜日のCOMPASSです。
COMPASS丸亀Linkでは、今日も沢山のお友達が元気に通ってきています。
この笑顔の中で、ひときわ成長を遂げたお友達がいます。

写真はイメージです


お友達は小学校3年生。

COMPASSには一昨年の秋から通っています。
興味がないものには全く関心を示さず、ちらりと見ることもないお友達。
先生が笑顔を向けても、視線も合わせてくれません。
コダワリが強く、少しでもイレギュラーなことには対応が難しいお友達。
同年代のお友達とうまく遊べないことも保護者の方は胸を痛めておられました。
「ストレスなく、お友達とも楽しく交流させたい。」相談時に話されたご家族の想いをしっかり受け止めた先生たちです。

写真はイメージです


初日、オモチャをいじってみたり、絵本をめくってじっと見るなど、遊びに興じる姿がありました。

興味をなくすまでの集中は素晴らしく、上手に導くと比較的早期に改善が見られるかも知れません。
そこでまず着座を促し、絵カード、数あてゲームなど遊び感覚の課題をいくつか試します。
気に入ったものだけをやりたがり、おしまいと言ってもやめたがらず、次の課題に移ると途端に不機嫌に。
意に沿わないことは断固拒否、キーッと声に出して嫌だと意思表示です。
離席する、教材を投げる、耳をふさぐなど徹底抗戦。
希望が通らず悔しい、わからない!いや!と、ストレスから体を揺らす常同行動も見られました。

写真はイメージです


先生はお友達にしっかり寄り添いますが、決して甘やかしたりしません。

笑顔で穏やかに制して、お友達が落ち着くのを待ち、静かに課題を進めます。
こんな全身で拒否をする「お友達」対「先生」という光景は、実に数ヶ月続きました。

半年経った頃、少しずつ変化が見えてきました。
指導の前に今日のスケジュールを伝えるようにすると、お友達は安心した表情に。
キラキラのタイミングです。

写真はイメージです


そこで、その日の課題を小さなホワイトボードに記入し、一緒に確認するようにしてみました。

このやり方は、お友達の個性にとてもマッチしたようです。

その日の事情で止むを得ず予定が変更になるときは、まだ苛立ちを隠せないこともありました。
でも当初に比べると、比較的早い段階で納得し、変化に対応することができるようになりました。

写真はイメージです


ホワイトボードのお友達のスケジュール。

それは、やがてお友達自身が記入する大事なアイテムに。
突発的な変更を想定することもできるようになり、速やかな対応へ変わりつつあります。
お友達は、まるで先生のようにボードに予定を書き込むことが誇らしく、それは同時に集中と積極性の芽生えを育みました。

写真はイメージです


毎日の集中が実を結び、お友達の語彙力もはるかに向上しました。

持て余していたやりきれない想いや、喜怒哀楽の色々な感情を言葉に変換することができるようになり、少しずつ穏やかに、笑顔にと変わり、先生の指示にも素直に従えるようになってきています。

写真はイメージです


驚いたことに、一番苦手だった集団活動にも大きな変化が。

グループワークではまだ限られた活動ではありますが、工作などで自分のパートをしっかりこなし、周りに協力することを学び始めています。

写真はイメージです


春には4年生になるお友達。

いずれホワイトボードがなくても物事や作業の見通しを立て、自分で考えて正しい振る舞いを選択・行動できるように、挑戦は次のステージへと続いています。
もっと加速するであろうお友達の成長への長い道程には、伴走者としてずっと先生も一緒に・・・

COMPASS発達支援センター丸亀LINK
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    香川県丸亀市山北町465-1
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