COMPASS中讃センター わずか半月の軌跡

土曜日のCOMPASSです。
今日は、中讃地区COMPASS児童発達支援センターに今月初めから通い始めたお友達の成長をご紹介します。

お友達は色々なことに、とてもこだわりを持っています。
こだわりの象徴が肌身離さず持ち歩くブランケットで、片時も離そうとしません。
順序や手順にもこだわり、自分のやり方を先生から矯正されたとき、わざわざもう一度やり直してしまいます。

何かを夢中でしていたと思えば、いきなり離席して気になるものの方へ走り出します。
こんなふうにお友達の通い始めは、確かにCOMPASSにきていて、確かに着座しているのに、心はピンボールのように弾け続けていたお友達でした。

そんなお友達への保護者様の想いは「できないと感じると途中で投げ出してしまうことも頑張れるように。好きなことを自信を持って楽しんで、豊かな心で周りの友達と過ごすとき、優しい気持ちで接して楽しく過ごして欲しい。」という優しい願いです。

この願いを受けて、お友達の個別支援計画は設定されました。
学習に意欲を持ち落ち着いて取り組むことが出来るように、言葉を使ってのキャッチボールができるように、簡単な数の計算ができるようにという目標です。

まずは着座からですが、音読、ひらがな・カタカナ練習、コミュニケーション、カード、みつばプリントで数・計算、お箸の練習などなど、多彩なプログラムがお友達のために用意されました。
お友達の成長は、剥がし続ける日めくりカレンダーが、日毎に薄くなっていくのを見るようでした。
COMPASSへ来るたびに、お友達のこだわりが少しずつ、ほんの少しずつ解けていきます。
あの肌身離さず常に持っていたブランケットも、最近はCOMPASSに着くと、自分からバッグにしまいに行くのだとか。

特にお気に入りになった絵本は自分で音読をやりたがり、文字の読みかきに興味をもち、ニコニコの笑顔で意欲的に取り組めています。
先生とはコミュニケーションが成立するようになりました。

仲良しのCOMPASSのお友達とは「好き」な分とても距離が近く、一緒に遊びたくても自分の思いを押し通そうとするため、小さなトラブルになりがちで、大抵は先生が間を取り持つように配慮しています。

COMPASSへも毎日ではなく、特に自粛期間中は自宅にいても「ひらがな」を書く練習をご自宅で繰り返していたそうです。
好きなことを見つけ、色々なことに自信を持って取り組めるようになってきました。
そして、学習の面白さがわかってきて、とても落ち着きを見せるようになってきました。
ここまでの成長が、わずか半月足らずでの出来事です。

これからはCOMPASSでの活動を通じて学習や遊びへの興味や関心を広げ、経験を積み重ねることで成長、発達を促していきます。
また集団の中での生活を通して基本的な生活習慣、ルールやマナーを身につけ、他者とのコミュニケーションが取れるよう支援も続けます。

こだわりはまだ完全に手放すことはできていないお友達ですので、切り替えられるように、そしてより良い療育方法を模索し一緒に歩みを続けていきます。

中讃地区 COMPASS児童発達支援センター
所在地:〒763-0082
    香川県丸亀市土器町東4丁目780
連絡先:0877-24-5328

(施設名をクリックして頂くと、施設案内ページへ。また電話番号のクリックで電話がつながります。)

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