COMPASS丸亀Wish 命を守るための課題

土曜日のCOMPASSです。
COMPASSの各事業所では、定期的に災害を想定した避難訓練を行っています。
ここ丸亀Wishでも9月の初旬に火災を想定した訓練を実施。

今回の避難訓練は次のように計画されました。
まずスマホで火事を知らせる「火災報知器」の音を出します。
先生もお友達もそれにすぐさま反応し、素早く施設外へ移動、このとき「靴を手で持ち、外で履くように」指示しました。

というのも、Wishの入り口ドアは普通の家庭のドア程度なので、玄関で靴を履いていると、逃げ遅れてしまう可能性があるからです。
道路側の2階の部屋から出火したことを想定し、道路とは反対側に位置する安全が確保できる駐車場の奥に避難します。
その場で点呼を行い、全員の無事を確認して、その後解散となります。

コロナ禍での訓練は去年までと違います。
新生活様式に則って、マスクは決して外さず、大声は出さず、「お・は・し・も」に従って、決して走らないことを守るようにと注意をしました。
訓練を行う意図は、避難の手順をしっかり覚えることと同時に、問題点を洗い出し、実施の災害のときには命を守る行動を正しく冷静に迅速に行うための教訓を得ることです。

予定通りスマホから火災を知らせるけたたましいベルが鳴ります。
今回の参加人数は児童が8名、先生は5名の総勢13名、一斉に室外へ出ようとするお友達ですが・・・
外に出てから靴を履くよう事前に伝えてもいて、動き出すお友達に呼びかけるのですが、中で履こうとするお友達もちらほらいて、出口は混雑して動きが取れない瞬間もありました。
室外に出てからは一人の先生がお友達2名ずつを受け持ち、速やかに誘導し、火災報知器が鳴ってからのタイムは1分23秒で避難完了。。
一時避難場所の駐車場の奥で行われた点呼で、全員の無事を確認でき、避難訓練は終了しました。

今回の訓練で浮き彫りになった課題は、やはり出入口が1つしかなく狭いため、靴を履くのに苦戦、混雑し、速やかに退出できなかったことです。
実は今回の訓練にあたり、あらかじめ外にビニールシートを敷き、そこで履けるように配慮もしてあり、それをお友達も知っていたにもかかわらずです。
ですが咄嗟の行動は思った通りにいかず、指示通りに外で靴を履くことが難しかったというのが現実でした。

その後行われた反省会では、今後、室内履きを用意してもらい、そのまま逃げられるようにしていった方がいいのではという意見も出るなど、命を守ることを真剣に考えた活発な議論が交わされました。
今日のこの経験を活かして、より迅速に、より安全に行動できるように研鑽に努めていきます。

COMPASS発達支援センター丸亀Wish
所在地:〒763-0091
    香川県丸亀市川西町北2034-2
連絡先:0877-35-8328

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