COMPASS大野城 イメージを現実に

土曜日のCOMPASSです。
COMPASS大野城に昨年の夏から通い始めたお友達は、年中さんになりました。
保護者様の気がかりは「切り替え」と「気分のムラが著しい」ことでした。

小さなお友達はあっという間に大きくなり、小学生にと成長していきます。
そこで、総合的な成長の種を育て、就学準備も視野に入れた個別支援計画では「着座姿勢の維持。語彙数の確保。ルールを守る。切り替えをスムーズに」という課題の克服とともに、言葉で自分の気持ちを伝え、コミュニケーションの円滑を図ることが目標とされました。

通い始めの頃、興味を持ちそうな絵本やカードを見せ「お勉強しましょう!」と誘っても、全く座ってくれません。
好きなように勝手に室内を走りまわります。
なんとか学習にこぎつけても着座姿勢を崩して「イヤイヤ」が続きます。
集団活動にも目もくれず、全く参加できませんでした。

先生がどんなに誘っても大抵は「NO』のサインを出すお友達。
遊びと学びの切り替えを受け入れず、泣き出し、一度泣き出すと、泣き止むまでに時間がかかります。
トイレトレーニングも覚えてほしくて誘ってはみますが、都度行かないと態度で示し、応じてくれません。

お友達との駆け引きにも似たこんな攻防は、どの児童にもどこのCOMPASSにおいても見かけます。
素直に聞き入れてくれないこと、勝手に動き回ること、泣いたり大声を出して抵抗することはよく見られる光景だとも言えます。
この状態からどのくらい愛情や熱意で取り組み、工夫して、心から受け入れて称賛できるか、毅然とした態度を崩さないか・・・が正念場。

お友達の場合も、どんな抵抗にも怯まず、譲らない姿勢でありながら優しく声をかけ、1つでも何かできたら心から褒め、「できた!」の喜びを積み上げていくことで自信がつき、次第に積極性を見せ、意欲にも繋がっていくはずです。

あれから1年が過ぎ、イメージしていた未来のお友達の姿が現実となった様子をご覧いただけます。
お友達は着座して学習に取り組むことができるようになりました。
パンツを試し始めた頃からは、自分で「トイレ!」と口にして、トイレにいくことができるようになりました。
走り回ることもなくなり、お約束を守れるようになり、切り替えの時間もスムーズになってきました。
そして笑顔で他のお友達と楽しく遊んでいる姿には、こちらも笑みを誘われます。

保護者様からも「家で良くお話してくれるようになりました!」と嬉しい報告をいただいたそうです。
COMPASSでも頑張って伝えようとする姿勢を見守る先生も思わず心の中で「頑張って!」と応援したくなるのだそうです。
その姿に、語彙を増やし会話のコツを掴み、気持ちを相手に伝えられるようになって欲しいと願う先生達です。

残り1年と少しとなった就学までのカウントダウン。
そのイメージにたどり着くまで、ブレない姿勢で「お友達の成長」ただ1点だけを目指し、これからも一丸となって関わっていきます。

COMPASS発達支援センター大野城
所在地:〒816-0982
    福岡県大野城市畑ヶ坂1-10-22
連絡先:092-586-7328

(事業所名をクリックして頂くと、事業所案内ページへ。また電話番号のクリックで電話がつながります。)

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