COMPASS枚方 熱い視線で

火曜日のCOMPASSです。
COMPASS枚方のお友達が今月で1年とひと月経ちました。
昨年の11月に初めてCOMPASSに来られたとき、保護者様は「集中ができるように」「不明瞭な滑舌を明瞭に」「言葉でのコミュニケーションを取れるように」と希望しておられました。

この保護者様のご要望に沿って、まず「二語文、三語文での助詞などを使った会話の強化。」そして「ひらがなの識字の強化」を軸に置き、「数と数量の一致。」「指先の巧緻性の向上。」を組み込み、お友達の心の成長を願い「他者の気持ちに気が付くように。」という願いを個別指導計画に盛り込みました。

当初のお友達は、保護者様からうかがっていた通り、離席が多く、集中も長くは続きませんでした。
話すべきことは理解できているのですが、滑舌が少し不明瞭で、伝えたい言葉が真っ直ぐに届きづらいようでした。
単語はともかく、二語文を話す際に助詞の理解が曖昧で、うまく使えません。

療育に誘っても、遊びでも、先生の指示がなかなか通らず、不注意な行動が危険だという認知が甘いようでした。
その様子は例え口頭で注意をしても中々腑に落ちないようで、自由気ままに動く様子はしばらく一向に変わらなかったといいます。
お友達の課題は月例プリント、絵カード、あいうえお絵本、絵本などCOMPASSの基本の学習です。

着座が少し長くできただけで、お友達がびっくりするほど褒めてもらえます。
プリントにシールを貼るだけでも「できたね!」と大喜びしてくれる先生がいます。
危ないことをした時だけは、先生は真っ直ぐお友達を見て、穏やかではあるものの、きっちりと厳しくたしなめられます。
ですが素直に「ごめんなさい」が言えると、またすぐに笑顔の優しい先生に戻ります。
週に1回やってくるたびにお友達はCOMPASSが好きになっていき、やがて学びの姿勢は少しずつ変化していきました。

いつしかお友達は少しずつ落ち着きを見せる様になり、一定時間着座できるようになりました。
先生をしっかり見つめ、出された指示を頑張ります。
お話がしたくてしたくて、発語が増え、次第にコミュニケーションが滑らかになっていきました。

成果はご家庭でも現れて、保護者様からも成長を感じると嬉しい言葉をいただきました。
おそらく一番の変化は、自分中心の狭い世界が全てだった気持ちの半径が、周りのお友達に興味を持ち始め積極的に関わろうとする姿が見られるようになり、視点が、行動が変わってきたことでしょうか。

今、お友達からは学びたいという気持ち、熱い眼差しを強く感じられるようになってきたといいます。
この絶好のタイミングを逃さず、これからは「正しい言葉遣い、滑舌の向上」や「コミュニケーション能力の向上」にさらに磨きをかけ、集団活動や余暇の時間を通して「相手の気持ちを考えながら他者と関わり合える」ことを願いながら優しく関わっていきます。

COMPASS発達支援センター枚方
所在地:〒573-0007
    大阪府枚方市堂山1-44-10
連絡先:072-845-4428

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