COMPASS本部教室 明日の君のために

水曜日のCOMPASSです。
COMPASS本部教室に通うお友達、小学校2年生です。
自己主張は強く、何より自分の感情が最優先。
とはいえ、お友達の要求や会話は内容が曖昧で、汲み取りが難しかったそうです。
また、一方初めての場所や人に敏感に反応する様子も見せていました。

お友達の支援計画には「ひらがなの読み書き」「落ち着いて着席し、楽しんで学習に取り組むこと。」「理解できる語彙数を伸ばすこと。」そして、「集団生活でお友達と関わり、社会性を身につけていくこと。」が目標として選定され、プリントやなぞり書きなどの学習課題を頑張ることになりました。

当初は注目されたいと奇声を発したり、癇癪が起きたり、泣いてしまうお友達。
自分の思いが何より優先、待てずに机から離れてウロウロが始まります。
遊びから学習への切り替えが出来ず、ここでも奇声をあげて抵抗。

夢中になって喋り続けることや行動を制止されると黙り込み、動かなくなってしまい、マイペースに自分のやりたいことばかりが優先したがり、挙句、思い通りにならないと手が出てしまいます。
静かタイムでも、やはり1分とじっとしていられませんでした。

そこで、まずはマンツーマンでしっかりと向き合い、お友達の想いをしっかりわかってあげることから始めます。
しかしながら、なんでも思い通りになるわけではなく、気持ちはわかるけど今はこの時間ね、と優しく諭します。
ただ、思いがちゃんと伝わったとわかるだけでお友達は安心した様子を見せたそうです。
先生が関わらない余暇の時間、お友達同士だけの関わり合いではうまく伝えられないため、仲良くなるまで時間が必要でした。

やがて、着座して学習課題に取り組む時間が長くなってくると、文字の読み書きの成果が飛躍的に伸びてきました。
次第に遊びから学習への切り替えも素直に応じる事ができるようになってきました。
少しずつ周りのお友達との関わりにも変化が現れ、まだ多少のサポートが必要ではありますが仲良く会話する姿を見せるようになりました。
静かタイムでは何と20分も座っていられるようになってきています。

お友達がCOMPASSに通い始めたのは1年生になる昨年の春。
ちょうどコロナの影響で学校がお休みになり、ご家庭の事情も重なって、かなりお友達の心に負荷がかかったのでしょう。
それまでできていた学習や人との関わり方が全て元の状態に戻ってしまったと言います。
それでも、来る日も来る日も粘り強く、何度も何度でも繰り返しすことで、かつて出来ていた事をすっかり取り戻せたそうです。

現状では、ひらがなとカタカナの書きとりは完璧!
少し迷うカタカナの読みを頑張っているのだそうです。
自分が何より優先という姿勢は影を潜め、先生の話に耳を傾けられるようになり、理解しようという姿勢が見られます。

写真はイメージです

これからはもっと集中力を持続できるように導き、カタカナの習得、数への理解を伸ばし、集団活動などを通して会話によるお友達同士のコミュニケーションの力を向上させ、協調性も伸ばしていきたいと願っています。
今も日本中、いえ世界中が緊張した異常事態が続いています。
たとえどんな時でも、自分の努力で培った成長はお友達の人生にとって大きな糧となるはずです。
明日の君のために、COMPASSの学びは続きます。

COMPASS発達支援センター本部
所在地:〒800-0251
    北九州市小倉南区葛原1-2-35
連絡先:093-475-0449 

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