COMPASS丸亀Wish 全てはお友達へのエール

水曜日のCOMPASSです。
COMPASS丸亀Wishのお友達、COMPASSグループに通い始めて5年目の春が過ぎようとしています。Wishでは昨年の春から通ってきていますが、保護者様は迫ってきた卒業も視野に入れ、日常生活に必要な動作を自分でできるように、また時計やお金の計算なども身に付けてほしいと希望しておられました。

個別支援計画に記載されている目標は電卓を使った計算の力の向上と、日常生活で使う漢字の読み書きができるようにという内容が設定されました。
Wishに通い始めたのは昨年からですが、他のCOMPASSにも通っていたため、顔見知りの先生がやお友達もいたため、最初から落ち着いて過ごすことができていたそうです。
これまでの関わりで、お友達の細かい作業や難しいと感じる計算が苦手で、すぐに諦めモードでチャチャっと済ませてしまおうとしがちな傾向をよく知っていました。

根気が必要な課題はたくさんあります。
例えばはさみの練習、アイロンビーズ等、手先を使う課題をスモールステップで根気強く行いました。
色塗りはシンプルな図形から複雑な細かい図形へとスモールステップで。
アイロンビーズ、習字などは丁寧に最後まで完了させることを目指します。

日常生活で困らないようにとなぞり書き、音読、時計、お金の計算などは必ず個別指導で行われ、しっかりと先生が見てくれている、褒めてくれるという満足感から粘り強さを育てたいと願います。
お友達は、薄い紙を1枚ずつ重ねていくようにゆっくりと経験を積み上げていきました。
それは、スモールステップを守り通し、少しでもできたことを大喜びで褒めることを徹底して行われました。

お金や時計の練習は、当初、紙に書いて行うところからはじめたがのですが、少し理解が難しかった様に感じた先生は、改めて算数セットの時計とお金を用いて再試行してみるとスッとお友達の理解が進んできた様です。

Wishに通い始めて半年経った秋になった頃。
お友達は、以前に比べて細かい作業や計算なども投げ出さず、最後まで積極的に課題に向き合う姿勢を見せる様になりました。
普段、お金と時計の練習を行う時間を少し過ぎると「今日はお金せんの?」と自分から聞いたり、療育の時間内に終わらなかった課題を自由時間に「今から続きをする。」と、自分から課題に取り組む姿も大きな変化です。

今では時計やお金の計算については、普段行っている課題では毎回正答が出せる様になりましたが、春休み中に挑戦したお買い物実習で、お弁当のおつりの計算を突発的に聞かれて、ちょっと混乱することがあったそうで、実践的な応用力について少し課題を残します。

お友達もいずれ社会に羽ばたき、社会の一員として自立したとき、心豊かに日々を送れることを願います。
形はプリントや、ビーズや、電卓ですが、実はその全てはお友達へのエールに他なりません。
これからも二人三脚でしっかり取り組み、お友達の明日への飛躍に役立てるよう支援を継続していきます。

OMPASS発達支援センター丸亀Wish
所在地:〒763-0091
    香川県丸亀市川西町北2034-2
連絡先:0877-35-8328

(事業所名をクリックして頂くと事業所案内ページへ。電話番号のクリックで電話がつながります。)

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