COMPASS本部教室 力強い笑顔の先に向かって

木曜日のCOMPASSです。
お友達は、同じCOMPASSの系列の児童発達支援から通い始め、就学後は放課後等デイサービスに移り、昨年10月からは本部教室に通うことになりました。

トイレの手順はマスターしているものの、時折他のことに集中すると失敗してしまう傾向が課題として残っていました。
また、思いが通らないと泣いてフリーズしてしまうことや、落ち着きがなく、集中できないでいることが課題と思われました。
また気持ちを相手に伝えられるようになってほしいと保護者様は願っておられました。

本部教室での個別支援計画には、まず「トイレの自立」と「学年にあった学習をできるようになること」という2つの目標が設定されました。
お友達にとっては同じCOMPASSでも全く様子が異なる本部教室です。
このためか、しばらくは初めての環境に慣れず、トイレの失敗が目立ちました。
また、気になったことがあると先生の話を聞くことが出来ず途中で離席し、その時するべきことが出来ない状態もありました。

着座して課題を目の前に広げてみても、集中が途切れがちです。
そこで、タイマーを机上において時間を意識できるように試みました。
課題は主に学校の復習が中心になり、繰り返しできるまで挑戦です。

しかし、ニコニコノリノリで取り組むときと、一向に気が乗らないときの差異が激しく、丁寧に優しく指示をしても一向に改善する様子が見られなかったといいます。
そこでCOMPASSでは学校や保護者様と話し合い、時には厳しく指導するべきだという結論に至ります。
厳しく指導をした際には、様子を見ながらお友達の気持ちに寄り添い、納得して自分で正しい行動が取れるように導くことに努めました。

本部教室にお友達が通い始めてから継続し続けた時間を意識することで集中力を育てる取り組み。
静かタイムでも正しい姿勢で着席が継続していけるよう、ここでもタイマーを使います。
タイマーで残り時間を自分自身で確認することが出来るため、見通しがついて、タイマーが鳴るまで目の前のことに集中することができるようなっていきました。
昨年の末にはトイレの問題はほぼなくなり、冬休みあけには先生の声掛けに応じることが徐々に出来るようになり、他のお友達との遊びに誘うと参加することができるようになってきました。

最近では、環境にも慣れてきたようで、落ち着いて着席出来る時間が増え、離席したり、室内をウロウロする事が減っています。
学習時間と遊びの時間の切り替えができるようになり、何よりこれまで周りにお友達がいても自分から関わることがなかったのですが、お友達の名前を呼び、一緒に遊ぶことが増えてきたのは大きな変化です。
家庭でこれまで一方的だったものが、落ちつきを見せ、相手の話に耳を傾ける事や会話することが出来るようになり、保護者様からもお喜びの声をいただきました。

できることが増え、自信に満ちたお友達は力強い笑顔になって、明るい未来へ向かっています。
これからは関わりの成長として、更にTPOに合わせた会話や行動ができるようになることを目指していきます。
お友達の得意な計算で達成感を得ることで自信に繋げ、少し苦手な漢字や文章問題などにも自発的な興味を持ち、自分から取り組めるようになることを目指し、優しく、厳しく、温かく向き合う療育を継続していきます。

COMPASS発達支援センター本部
所在地:〒800-0251
    北九州市小倉南区葛原1-2-35
連絡先:093-475-0449 

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