COMPASS岡山 頑張る心で

火曜日のCOMPASSです。
COMPASS岡山のお友達、就学前の12月にお隣のふれんずから移ってきて、初めての春を迎えています。
保護者様が望まれていた改善すべき事項は「トイレの自立」「コミュニケーション」「身辺自立」というものでした。
保護者様のご希望と、お隣の児童発達支援ふれんずとも発達状況を打ち合わせ、個別支援計画が発案されました。

目指す目標は言葉の成長です。
お友達の少し不明瞭な発音をクリアに、また聞いて意味が理解出来る語彙の増加と、単語ではなく二語文で会話出来るようになること、そして
気持ちを表す言葉の理解と習得し、自分で活用できるようになることまでの完成がゴール。
そして、学校で困らないようにと、トイレや片付け、食事なども自立を目指します。

ふれんずからCOMPASSの流れは理解できていたお友達。
着座の促しへもスムーズに対応、綺麗に座ることができました。
ですが課題については、それがやりたくないテーマだったとき、目をつぶって抵抗するお友達。
苦手な課題には、なかなか取りかかれないでいました。

見通しがつくようにと活用するタイマーを「触らないように」と何度伝えてもタイマーを触ってしまいます。
「タイマーを触りません。」という注意は理解していても、どうやら構って欲しいのか、先生をチラチラ見ながらタイマーを触るフリをするお友達です。
これはお試し行動の一つだと考え、ふざけ気味にタイマーを触るお友達をしっかり見ているものの、あえて声をかけず、自分で正しい行動を取れるように無言の促しで対応するようにしました。

児童発達支援のふれんずに通っていた頃からトイレの練習は続いていました。
ふれんずでは1年半ちょっとで促すことでトイレが成功する目処が立つようになっていましたが、岡山では声かけはせず、自分で尿意を感じてトイレへ行けるよう見守りに努めました。
日々の繰り返しの中、時折駆け込んでしまうこともありますが、トイレは概ね成功できています。
また、何かに返事をするとき、お友達は「はぁ〜いぃ…」と語尾が長くなってしまう癖がありました。
就学までには直してあげたいと「はい!」とピシッとお返事ができるように繰り返し練習します。

卒園式では名前を呼ばれても緊張してお返事ができなかったというお友達。
小学校の入学式で名前を呼ばれると「大きな声で元気にカッコイイお返事ができていました。」と、保護者様も喜んでおられ、以前に比べて伝わるコミュニケーションの可能性を感じていると話されていました。
今お友達は3年近く通うCOMPASSでの学習経験から得た「頑張る心」で、集中できるようになり、苦手な課題も頑張れるようになり、やればできることをしっかり体感できています。
今まさに芽吹きの春を迎えたお友達は、学校で日々新しい刺激を受けて少し先へ先へと興味が広がっているようです。

この機会を逃さず、生活習慣動作や学習など全般に出来ることを増やし、もっと自信が持てるように導いていきたいと願います。
まだ少し課題が見え隠れするお友達同士の交流を増やし、そこで活きた会話の実践的なトレーニングも取り入れていきたいと思います。

COMPASS発達支援センター岡山
所在地:〒700-0921
    岡山市北区東古松3丁目4番14号
連絡先:086-226-3388

(事業所名をクリックして頂くと事業所案内ページへ。また電話番号のクリックで電話がつながります。)

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