COMPASSしまんと  地震想定の避難訓練

土曜日のCOMPASSです。
COMPASSしまんとでは、地震想定の避難訓練が行われました。
今回は児童発達支援から1人、放課後等デイサービスから9人のお友達の参加となりました。

訓練はまず地震が起きた想定で先生が全員に声を掛け、机の下に潜るよう指示。
普段から役割分担については話し合われているCOMPASSしまんと。
先生同士テキパキと声を掛け合い、それぞれドアを開けたり、防災リュックを持ち出すなど迅速に行動。

揺れがおさまったら、屋外への避難です。
お友達に声掛けをし、素早くCOMPASSの外へ。
今回向かう避難先は、一次避難先の広場ではなく、かなり離れた離れた学校です。
お友達の足だと放デイのお友達だと15分、小さな児童のお友達だとおそらく30分かかるかもしれません。

コロナ禍の訓練。
この日は日差しも強く、マスクをつけたままの歩行となります。
長い距離を歩くので、息苦しさはないだろうか、異変が起きていないだろうかと、先生たちはお友達の様子に気を配りながらの移動となりました。

学校に到着すると、まず距離を取りながらですが、一旦マスクを外して伸び伸びと大きく深呼吸を行ったと言います。
その後、再びマスクを着用し、点呼。
これで避難先までの移動は完了となります。

来た道を全員でCOMPASSに戻っていきます。
COMPASSに到着すると、それぞれ順番を守って手洗いやアルコール消毒や水分補給を行って全ての行程が終了です。

お友達はとてもしっかり行動できていました。
それぞれのスピードはかなり違いますが、先生から見ると、それぞれのお友達にとって最上級のペースで避難行動ができていたそうです。
初めのうちは指示に従って神妙な様子を見せてはいましたが、後半になるに連れ緊張が解けていったのか「お、は、し、も」の約束のうち「しゃべらない」を守れなくなってくるお友達が出てきました。

お友達が素早く避難行動に移れたのは理由がありました。
高知県は南海トラフ大地震での甚大な被害が想定されており、備えへの意識がとても高い地域です。
COMPASSしまんとでも前回までの反省から、先生はもちろんですが、児童にも事前に「上履き」を持ってきてもらうようにお願いしています。
今回もひとりを除いて、全員上履きのまま外へと迅速に避難ができたことが、時間短縮の大きな要因だったと言えます。

その後の職員会議では、今回長距離を列を作って歩く際に「先頭」と「最後尾」では、お友達のスピードの差から避難にかかる時間に大きく差が出てしまうことが判明しました。
そこで出された提案は、それぞれが笛などを持っておくと何かあったときに周りの人の助けを呼びやすいというアイデアです。
普段ならスマホで連絡し合うところですが、地震のときは電話が繋がらないかもしれません。

また、現在経路は1つのルートだけです。
道の途中で建物が倒壊していたり、道路の陥没があったりするかもしれません。
1つのルートだけしか持たないと、通れない場合を想定して複数ルートを確保しておきたいと話し合われました。
全ては「命を守るために」最善の道を探りながら今後も訓練を継続していきます。

COMPASS発達支援センターしまんと
所在地:〒787-0013
    高知県四万十市右山天神町4-31
連絡先:0880-34-8328

(事業所名をクリックして頂くと事業所案内ページへ。電話番号のクリックで電話がつながります。)

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