COMPASS松山 色のない塗り絵が彩られていくように

金曜日のCOMPASSです。
COMPASS松山の3歳のお友達、4月から通い始め、この7月で3ヶ月が過ぎたところです。保護者様の願いは「言葉が増え、コミュニケーションがスムーズに取れるようになってほしい。」ということでした。
そして、会話を理解し、指示を聞いて対応し、落ち着いて行動できるようになってほしいと希望しておられました。

個別支援計画には「言葉や気持ちの理解を伸ばし、自分の気持ちを相手に伝えられるように支援していくこと。」「基本的な生活習慣を見に付け、苦手なことにも取り組んでいけるようになること。」そして「相手や周りの状況に合わせて、活動ができるようになること。」などが記載されました。

4月のお友達は、ほとんど着座ができませんでした。
座ったかと思えば離席、できてもわずか数分程度だったそうです。
発語はなく、要求は指差しやクレーンで、或いは泣いて訴えるだけでした。
周りの行動や音に敏感に反応し、離席してしまうお友達。
そこで少しでも離席が減るようにと、お友達との学習時間は個室で行うことにします。
飽きさせないために、テンポ良く課題を次々に提示する工夫も行われました。

日常動作では特に「うがい」を嫌がり、挑戦してもうまくいかず、「うがい」の水を飲み込んでしまいます。感染症対策や衛生管理の一環として「手洗い」や「うがい」の習慣化はとても大切です。
楽しいことには興味を示すため「うがい」は都度先生もやってみせ、楽しく挑戦できるように導きました。
COMPASSに来るとその都度ご挨拶、靴をしまい、まずトイレと手洗い・うがいが必ず行われます。
1回目より2回目、3日目と、通所を重ねるごとに少しずつ手順を覚え、最近では自分から率先して動くようになったそうです。

言葉の学びとして選んだお友達の課題は「絵本の読み聞かせ」「あいうえおの絵本」「絵カード」「COMPASSのプリントA-1」などで、総合的な発達を目指すものとして「絵合わせ」「洗濯バサミ」「型はめ」「ひも通し」「1〜10の数」などが活用されることになりました。
ですが、全てにお友達が興味を持つことはできず、全てが楽しいわけではないようです。
お友達にも小さな抵抗があり、行動を制しされたり思い通りにならないと泣く真似をしたり、怒ったりする様子がみられたと言います。

6月になると着座時間が飛躍的に延びてきて、着座時間の長さに比例して発語も増えてきたお友達。
語彙が増えて自信になり、周りのお友達との積極的な交流が始まりました。
単語だけの発言だから、今では時折二語文で気持ちを伝えようとする場面がよく見られるようになりました。
とは言え、気持ちをそっくりそのまま伝えられるほどにはまだ不十分で、伝わらないときには癇癪を見せる様子もまだ残っています。

「できる」という体験をたくさん積み上げてきて、あれほど嫌がっていた「うがい」でも、最近では繰り返しの効果で見様見真似でできるようになってきました。
保護者様も早い変化に対して「娘が名前が言えるようになり、気になる物があれば「これ何?」と聞いてくるようになり、とても嬉しい。」と成長を喜ばれているそうです。

最近は特にお友達同士の交流の中で「貸し借り」を学び、自発的な言葉も増えてきて、先生たちは今まさに成長期の確かな道を進んでいる実感があると言います。
それでもお友達が知らない言葉がたくさんあり、知らない言い方もたくさんあります。
学ぶ語彙がお友達の言葉となり、相手の気持ちを言葉で受け止め、しっかりと対話ができるようになって、色のない塗り絵が彩られていくように、まだ見え隠れする苛立ちが消え、穏やかで楽しい毎日となるように導いていきます。

COMPASS発達支援センター松山
所在地:〒791-8034
           愛媛県松山市富久町300-2
連絡先:089-989-8138

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