COMPASS高松 火災想定の避難訓練

土曜日のCOMPASSです。
COMPASS高松では、火災を想定した避難訓練が行われました。

今回は「隣接した民家より出火し、事業所の2階の窓から燃え移った」と言う想定で行われました。
先生が火災を確認し、119番へ模擬通報をします。
大きな声で警告をしてお友達を迅速に促して避難誘導開始。
ほぼ同時に消火器で初期消火を行います。

2階にいたお友達も思っていた以上に冷静に行動できました。
折り重なることもなく、出口から外へ、そして事業所前の駐車場への一時避難が完了しました。
駐車場ではお友達と先生の人数を確認し、これで避難訓練の全ての工程を終了しました。

災害への対応は、”もしも”の積み重ねです。
起きてほしくはないのですが、もし火災が起きてしまったら・・・
その時点から遡って、もしもあのときこうしていたら…、そんな取り返しのつかない悲しい想像をしないで済むように、考えに考えてできる限り最善の行動計画を立てます。
今回も火災発生後に起こりうる二次災害を想定し、災害発生時の建物の状況やお友達の状態を”もしも”の積み重ねで想像してみたのだそうです。

部屋に戻り、お友達皆と反省会です。
今回は6人の放課後のお友達が参加しましたが、結果は誰もパニックにならずに安全に避難ができました。
しかし、実はひとりだけ訓練の参加を嫌がって、強い抵抗を見せるお友達がいて、参加を促すのに大変苦労したのだそうです。
お友達にしてみれば現実は「危なくない」のですから、やりたくないと言う気持ちが先になってしまったのかもしれません。

反省会では、まず「お・は・し・も」を守ることの大切さ、今後も階段の昇降には気をつけることを再確認。
そして、避難訓練時のお友達がマスクも外すことなく安全に素晴らしい行動を褒めてあげたそうです。

実は今回の訓練でお友達は素晴らしかったのですが、先生達には反省すべき点がありました。
「非常持出袋」の保管場所を把握できておらず、手間取ったことが大きな反省点でした。
これにはすぐに対応を行い、保管場所を全員で周知しました。

そのほか先生同士で声掛けを行い、お友達だけでいると言う状況をなくし、それぞれがスムーズに連携した動きを行えるように気をつけなければと話し合いました。
今回は6名の参加でしたが、10名いた場合、こんなにスムーズにいくだろうかと心配する意見もありました。
消火器は手順をしっかり覚えていないとスムーズに使用することはできません。
全員が消火器を迅速に正しく使えるようにシュミレーションを繰り返すべきだとの意見もありました。

建物が倒壊したり、連絡がつかないことも想定して、保護者様がどこに探しにこられたらいいのかなども確認しあっておく必要も感じたのだそうです。
避難を嫌がったお友達もいたことから、例えば本や映像で火事の恐ろしさを学び、指示に従って逃げることがなぜ必要なのか、命を守るための訓練がいかに大切かを自分で理解し、従う気持ちになってくれたらと願い、次回の訓練を計画していきます。

COMPASS発達支援センター高松
所在地:〒761-8071
    香川県高松市伏石町2155番地18 フィット伏石 Ⅰ 号棟
連絡先:087-864-5823

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