COMPASS高松.Jr 嫌なことを頑張れること

金曜日のCOMPASSです。
5歳のお友達は昨年秋から系列の事業所を利用し始め、年明けから高松Jrに通うことになりました。

語彙数が少なく、ぽつりと伝えられる単語だけがお友達の言葉だったと言うことで、保護者様は単語が会話となり、お友達同士や色々な人と繋がれるようになってほしいと願っておられました。

個別支援計画では「場面にあった言葉の使い方を学ぶこと」「落ち着き、気持ちのコントロールができるようになること」「数の合成」「時計」「日記」「音読」を目指していきます。

椅子に座ることからCOMPASSの活動は始まります。
正しい姿勢で座ることで、初めて目の前の課題を意識し、集中して活動に向かえます。
お友達は座れるものの、やはり最初は離席が多かったそうです。

そこにあることがわかっている大好きなブロック。
ブロックで遊びたいお友達は、嫌いな学習課題はやりたくありません。
そこで、明確にここまでやろうと決め、終わったらブロックで遊ぼうねと気持ちが前向きなるように働きかけてみます。

すると今度は、目の前の課題より後で遊べる遊びが気になってソワソワし始めるのだそうです。
どうやらなかなか手強いようで、大人の思惑通りに簡単にはいきません。

その後も集中を途切らせないようにあらゆる工夫を行いました。
なかなか気持ちが乗らず進められないときは得意な課題に切り替えたり、「もう出来ないもん!」と投げそうになったときは「ちゃんと出来てるよ、凄いね!大丈夫だよ!」と気持ちを切り替えられるよう言葉をかけました。
その声かけでお友達は気持ちを持ち直し、ニッコリ笑顔で次へと進めることもあります。

ですが、一旦嫌な気持ちになるとなかなか復帰できないお友達です。
お友達もそれがわかっていて、何とかコントロールしたいと保護者様に相談をしたそうです。
嫌な気持ちでいっぱいになったとき、持参した大好きなタオルをぎゅーっと握りしめて我慢するお友達。
色々な感情のコントロールを少しずつ学んでいるようです。
少し時間を空けて様子を見ていると、自分から机に向かうお友達です。

語彙の獲得と会話の上達を目指し、頑張っているお友達。
COMPASSはお友達にとって「頑張る場所」となったようで、ここではお友達と会話する様子が見られます。
笑顔が増え、切り替えにかかる時間もだんだん短くなり、療育後の遊びを楽しみにしながらも、目の前の学習課題を頑張れているといいます。

今後も就学に向けステップアップするCOMPASSの日々ですが、ピカピカの1年生を目指して、楽しい会話へ、わかる!できた!のたくさんの感動を連れて進んでいけるように優しい支援を継続していきます。

COMPASS発達支援センター高松.Jr
所在地:〒761-8071
    香川県高松市伏石町2155番地18 フィット伏石 Ⅱ 号棟
連絡先:087-864-5328

(事業所名をクリックして頂くと事業所案内ページへ。また電話番号のクリックで電話がつながります。)

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