COMPASS大村.NEXT 人に優しくすること

金曜日のCOMPASSです。
COMPASS大村NEXTのお友達、春から通い始めた年長さんです。
お友達は嫌なことがあると、暴言が飛び出してしまうそうです。
保護者様はそんな状態を「何が嫌だったのか?どうしたかったのか?」を言葉で伝えられるようになってほしいと希望しておられました。
落ち着かない状態が続くため、リラックスできるようになって欲しいと保護者様は願われます。
個別支援計画では語彙力を高め、思いや感情を言葉で伝えられるようになることが目標とされました。

COMPASSを利用し始めた頃のお友達、落ち着きがなく、気持ちの切り替えに時間がかかっていました。
思い通りにいかなかいときには拗ねて頑なになってしまいます。
気持ちの切り替えが上手くいかなかったときには落ち着くまでみんなで静かに見守りました。
そして落ち着きを取り戻したとき、自分の気持ちを言葉で伝えられるよう促し、なんとか自分の言葉が伝えられたときには大いに褒めました。

最初は先生や周りのお友達をわざと無視したり、離席したりとお試し行動のような振る舞いが見られました。
COMPASSで過ごす日々の中で、先生やお友達と交わす会話が続いていくうちに信頼関係が育っていき、次第にそんなお試し行動も見られなくなっていきました。

やがて春から夏に移る頃、お友達の様子に変化が現れていきます。
気持ちの切り替えができるということは納得の上に成り立ちます。
COMPASSでは誰にとっても公平なルールがあり、先生も必ずお友達との約束を守り続けました。
その経験から信頼関係が培われ、遊びでも学習活動においても、次第に気持ちの切り替えが上手くできるようになってきました。

激しい暴言では周りを困らせ、嫌な気持ちにさせますが、逆に優しい言葉を使うと周りも優しくなり、笑顔になることがわかってきたお友達。
次第に先生や周りのお友達を思いやる言動が見られるようになってきました。
それらをきっかけとしてお友達の意識に変化が見られ、学習にも積極的に取り組むことが多くなってきました。

「COMPASS、楽しいからまだ帰りたくない。」と言ってくれるまでになったお友達。
お友達の方もですが、周りのお友達も優しいお友達が大好きです。
他のお友達からも「今日は〇〇くん来てる?来てたらいいな!」「〇〇くんと一緒に遊びたい。」と言われることが多くなってきました。
最近ではCOMPASSで過ごす間は概ね落ち着いて笑顔で過ごせていますが、保育園やご家庭ではまだ感情が先立ち、気分にムラが見られるといいます。

北風と太陽というお話の教えにもあるように、トゲトゲした態度ではなく、優しく思いやりのある態度が笑顔を広げていきます。
春から秋にかけ、COMPASSで過ごすことで身をもって優しさの価値を知ったお友達。
お友達自信がほんの少し心を解き、どこでも誰に対しても優しくすることで、世界を広げ幸せになれるように見守り、支援を続けていきます。

COMPASS発達支援センター大村.NEXT
所在地:〒856-0017 
    長崎県大村市荒瀬町1083-7
連絡先:0957-46-3278

(事業所名をクリックして頂くと、事業所案内ページへ。また電話番号のクリックで電話がつながります。)

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