COMPASS善通寺 火災想定の避難訓練

土曜日のCOMPASSです。
COMPASS善通寺では、火災を想定した避難訓練が行われました。
今回の想定は療育中、キッチンから出火した、という想定です。

第一発見者役の先生が「火事だー!」と大きな声で知らせ、避難を呼びかけると同時にサイレン=非常ベルの模擬音声)を携帯で鳴らします。
火災の場合は煙を吸い込まないことがとても大事です。

お友達と先生は、避難時の体勢である頭を低くし、マスクをきちんと着用してテラス側の出口から避難を開始しました。
建物の外の安全な場所で点呼を取り、人数を確認します。

訓練の参加者は児童1人、放課後が5人です。
事前に学習した「おはしも」のルールは、お友達は皆しっかり守れていました。
そ先生の指示にも従い、慌てず落ち着いて行動が出来ていました。

「今日の避難訓練はどうでしたか?」
皆で避難時の振り返りを行い、良かったところや反省点を確認し合いました。
訓練そのものも大事ですが、自分で考えるこの振り返りは重要です。

皆で揃って室内に戻り、消防署からお借りした練習用の水消火器を使って初期消火の訓練に移ります。
ほとんどの児童が初めて体験する消火器の重さ、質感、そして(今回は水ですが)消火薬剤の噴射体験です。
安全ピンを抜いて、ノズルを火元に向けて、レバーを強く握って噴射!

狙いは火の根元。
的にした炎の絵の下の方を狙っシューっと上手に噴射できるかな?
消火器に充填されている消火薬剤の有効な射程距離は3~5メートルです。
実は消火薬剤の噴射時間は粉末消火器で10秒から15秒程度しかもちません。
初期消火で消えなければすぐに切り替えて避難行動を取る必要があります。

全ての訓練が終わり、先生たちの避難訓練に対する評価行われました。
良かった点は、救急の持ち出しなどはすぐに手に取れる場所に置いているため迅速に動かすことが出来たこと、先生が率先して避難時の体勢(口を覆い、身体を低くする)の見本を見せたことが効果的に働いて、指示通り安全に避難ができたことだと評価できます。

ただ、避難後のお友達、先生達の点呼時に、状態の確認までが不十分だったかもしれないと意見が出され、今後の課題となりました。
やがて冬、この時期は火事の多い季節です。
火を出さないことはもちろんですが、万一の時にいかに煙を吸わないか、安全に逃げるためのルールについて今日の体験を活かせるようにと願い、精度を上げていけるようにさまざまな避難訓練を継続していきます。

COMPASS発達支援センター善通寺
所在地:〒765-0031
    香川県善通寺市金蔵寺町43番地1
連絡先:087-735-9538

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