COMPASS鍋島 皆で仲良く、そして楽しく

水曜日のCOMPASSです。
開所間もないCOMPASS鍋島に昨年11月初めから通い始めた男の子。
自発的な発語が少なくおとなしい、という印象です。

会話してみると、一方通行でコミュニケーションには至りません。
そのためか、ひとり遊びが多く、お友達と遊ぶことが少ないようでした。

保護者様は、COMPASSで色々なお友達や先生と楽しく過ごせるようになり、色々なことを経験して欲しいと話され、苦手なこと、できないことで自信喪失にならないように、そして得意なことを増やして、伸ばしてあげたいということが願いでした。
ご意向に沿って、支援計画ではまずはCOMPASSで、お友達同士仲良く、楽しく過ごせるように関わり、お友達が得意なこと、出来ることを増やしていくことを目標に掲げて支援がスタートしました。

新しいお友達との出会いはどんなに実績が上がっても、どのお友達とも一期一会。
一人ひとり状態も、反応も、かかる時間も、成長過程も、成長速度も違うため、いつも手探りです。
最初は大抵抵抗があるものですが、お友達の場合は着席して立腰姿勢を守りながら目の前の課題に向き合うとき、とても素直に指示通りに課題に取り組んでくれました。

COMPASSでは学習など療育の後には大抵自由時間があって、余暇を過ごすお友達同士、好きなおもちゃやゲームで自然に遊びが始まります。
お友達はひとりでいることが多かったのですが、ひとりが好きというわけではありませんでした。
遊びの中にも学びがたくさんあるため、先生が一緒に遊ぼうと最初だけ仲を取り持って遊びに誘ったりすると、とても楽しそうです。

学習で特に力を入れたのは発語と、会話のトレーニング。
不明瞭な単語もあるものの、あいうえお表の音読と、1~50までの数字表と合わせ学習の初めに取り組むようにしていきました。

この学習の前に、濁音のひらがな表を読み、1~50までの、数字表を読むというルーティンを必ず徹底するようにして、その後、なぞり書きプリントを3枚と、えすぷり(COMPASSの独自のプリント)3枚を毎日の目標としました。
この学習を毎日、毎回続けていくうちに、お友達の文字に対する理解が進む様子が明らかになっていきました。

やがてひと月過ぎた12月に入る頃、数字の認識力が高くなり、数字もひらがなも、かなり読めるようになっていきます。
その成長過程は、送迎時の会話で保護者様も理解されていて、COMPASSの療育にご理解とご賛同をいただいているそうです。

最近のお友達は余暇の時間にもう一人ぼっちで過ごすことはほとんどありません。
広いCOMPASS鍋島の室内をお友達と走り回ったり、一緒に遊ぶことが増え、のびのびと過ごしている楽しそうな様子を見せるようになっています。

まだ通い始めて3ヶ月目のお友達。
これからも語彙を増やし、会話で想いを伝えられるよう色々な機会を通して楽しく学ぶ環境を提供していけるよう導きます。
文字を書く練習では、保護者様も希望しておられる正しく筆記具を持ち、正しい書き順で丁寧に書けるように指導し、話すこと、書くことってこんなに楽しいんだと感じながらマスターできるように導いていきます。

COMPASS発達支援センター鍋島
所在地:〒849-0937
    佐賀県佐賀市鍋島5丁目3-6
連絡先:0952-37-5938

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