COMPASS香美 1対1で向き合って

火曜日のCOMPASSです。
昨年の夏休み前から年中さんから通っていたCOMPASS高知から香美に移ってきた小学4年生のお友達。
保護者様はお友達の不明瞭な発語が改善し、自分の言葉で要求を伝えられるようになって欲しいと希望しておられました。
支援計画は、保護者様のご希望に沿って主に言葉でのコミュニケーションの上達を目指すものとなりました。

発語の訓練では、先生は対面で口の開け方を見せたり、模倣するために1対1でお友達と向き合います。
絵カードを見せて言葉を伝えるとき、お友達は先生の口元をしっかり見て、発する言葉を復唱して発声練習に取り組みます。

実際に真似をしたつもりでも、自分の口の動きが先生の口の動きを真似できているかどうかは感覚では確かめられません。
そこで、お友達の目の前に鏡を置き、お友達はそれを見て自分の口がどう動くかを確認しながら、繰り返し練習に臨みます。

COMPASS高知にいたときも、半年くらいで綺麗な音になるための兆しが現れ始めたそうです。
ただ、毎週2回の利用を続けながら次第に口をどう開けるか、どう音を出すか、50音それぞれの単音の発声、組み合わさって言葉になった時の発声がクリアな音に矯正できるようになるまでには時間がかかります。
繰り返し、何度も、何度でもできるまで・・・

やがて挑戦した回数と年月がお友達の味方になり、回を重ねるごとに、お友達の発声は少しずつ頑張って意識しなくてもできるように改善していきました。

今もお友達は語彙の獲得や発音の練習も継続していますが、あちこちで成長が見られるようになりました。
目指していた言葉でのコミュニケーションが取れるようになり「語彙数も増え、発語も正確になってきて良かった。」と保護者様からも嬉しい感想をいただいたのだそうです。

ここ最近で女の子のお友達ができて、そのお友達のことを保護者様に楽しそうに話したり、そのお友達の絵をお家で書いてきてくれたりと会話や交流を楽しめている様子です。
また夏祭りやイベントの準備で「お手伝いしてくれる?」と尋ねると、快く引き受けてくれたお友達。
最後までしっかりとお手伝いをしてくれた姿に、お姉さんになったなぁと、先生達は皆心の成長を感じて嬉しかったのだそうです。

言葉でのコミュニケーションは取れるようになったお友達ですが、相手に意図が全て伝わる言葉を選択し、組み合わせた文章として口頭で伝えるのは少し難しいところがあるようです。
嬉しいこと、望んでいること、悲しいこと…、お友達の胸に溢れる感情やイメージをできるだけ自分の言葉でそのまま伝えられるように、お友達と先生はまた1:1で向き合い、新しい課題への挑戦が始まります。

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