COMPASS.Clover 新しい目標へスタートを

金曜日のCOMPASSです。
COMPSS.Cloverのお友達は4歳、昨年の夏から通い始めました。
会話というより、言葉では単語を発することが多いお友達。
気に入らないと癇癪を起こし、気持ちの切り替えに時間がかかり、泣いて怒ったり、落ち着きなく常に動き回っているのだそうです。

保護者様は、お友達が身の回りのことが自分でできるようになり、危険への認識が高まって安全を意識して欲しいと話されます。
また落ち着いて日常を過し、気持ちの切り替えがスムーズになり、言葉の理解、言葉が増えてほしいと願っておられました。

そこでCOMPASSでは色々な経験を通してできることが増え、理解できる言葉、表現できる言葉を増やし、簡単な言葉のやりとりができるようになることを目標に設定しました。
最初はCOMPASSに慣れることが目標です。
まずは先生の指示を聞いてから動くこと、COMPASSのお友達と数人で運動あそびに挑戦し、並ぶ、待つ、我慢することを練習しました。

お友達はどの働きかけにも殆ど関心を示さなかったのですが、先生はできるだけ沢山言葉がけをして、その場にあった言葉を伝え、お友達とのやりとりや関わり方を教えていきました。
また、語彙を増やすために絵カードを使って、言葉と物の名前の一致を目指しました。

療育は順調に進む日もあれば、ピタリと全く進まない日もありました。
時折、思い通りにいかないと怒って全く話を聞くことができないときもありました。
癇癪が起きると、切り替えに30分以上時間が掛かってしまうこともありました。
順番が待てず、イライラしてウロウロすることもありました。
どうやらお友達は「1番」へのこだわりが強く、順番が1番でないと不満で怒って泣きだすこともあったそうです。

COMPASSに着いてからご挨拶、荷物の片付け、手洗いやうがい、着座、課題に取り組むというルーティンを繰り返す日々。
COMPASSで過ごすことに慣れていくうちに、個別指導で、また集団活動や工作で、時折ハッとする新鮮な表情を見せたりするお友達です。
そのお友達の笑顔が増え、確かな変化を感じられるようになったのは3ヶ月が過ぎた頃でした。

そして今では、お友達は指示を聞いて運動遊びや日常行動もできるようになりました。
ルールのある遊びを理解して、楽しく参加できるようになってきました。
まだ時折1番にこだわる時もあるものの、並んで順番を待てるようになってきました。
言葉もずいぶん成長し、楽しく言葉を学び、色や物の言葉の一致できるものが増えました。
使いこなせる言葉が増え、3語文まで話せるようになりました。

そんなお友達の成長について、先日お婆さまが目を細めて「言葉でのやりとりが面白くて可愛いんや。」と、お友達の成長を家族皆で喜んでくださっていると嬉しい言葉をいただきました。
COMPASSでもお友達が先生の名前を覚え、呼んでくれるようになったことが本当に嬉しいのだそうです。

これからのお友達は、言葉と言葉の間にある人と人との感覚や感情、そんなたくさんの学ぶべきことをどんどん吸収してくれることでしょう。
これからも言葉の学習を継続し、会話の機会をもっと増やし、気持ちを言葉で表現できるようにしていきたいと願います。

まずはお友達から声をかけられるように、そしてお友達同士で楽しい会話ができることを目指し、この春、新しい目標へとスタートを切ります。

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