COMPASS三豊 模倣の先の自分の力(2)

木曜日のCOMPASSです。
冬に利用が始まり、翌年春の入園を経た夏の初めになると、あれだけ毎日走り回っていたお友達の着座する姿が見られるようになりました。
これは、最初の成長を表す出来事だったと言えます。

そして2年半が過ぎた今では、着座姿勢を保ち、かなり長い時間課題に取り組めるようになりました。
今もお友達とはたくさんの課題を続けています。
例えば、繰り返し名前を呼ばれたら返事をする練習や、ボタン、スナップ等の微細運動やトイレ誘導、靴、荷物の片づけ、スプーン練習等の生活動作練習。
今では上手にスプーンで食事できるようになってきました。

それまでは絵カードの復唱を促しても、模倣してはいるのですがなかなか発語に繋がりませんでした。
それでも継続した取り組みで、今では絵カードの言葉の復唱ができるようになってきました。
先生の言葉を理解する力も少しずつついてきて、簡単な指示が通るようになっています。

そして、繰り返し続けた結果、ついに待ち望んでいた言葉がお友達から聞かれるようになっています。
流暢に会話するという目標にはまだ届いていませんが、要求や気持ちの片鱗を学んで覚えた言葉から一語文として発現できるようになりました。
そればかりでなく、脱ぎっぱなしだった靴も来所時にも自分で靴や鞄の片付けができるようになっています。
来所時はもちろん、場面に応じた適切なご挨拶ができるようにもなり、ご覧になった保護者様は涙を流されたのだそうです。

お友達が入園する前から関わり、成長に向かう取り組みを続けてきました。
お友達もいよいよ年長さんになり、来春には就学を迎えます。
小学校までにはできるだけ時間通りに動くこと、授業中の集中や、言葉の理解と発言、読み書き、そして自主的に自分の身の回りのことができるようになってほしいところです。

集団の活動を通して何よりも人と関わる楽しさがわかり、お友達同士で楽しく関われるように間を取り持っていきたいと思っています。
就学までに、ひとつでもふたつでも自分の力でできることを増やし、それが自信に繋がり、お友達の生きる力、成長となるように願い、新しい目標に向けた取り組みが始まります。

COMPASS発達支援センター三豊
所在地:〒769-1502
    香川県三豊市豊中町笠田笠岡2074番4
連絡先:0875-23-6088

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