COMPASSしまんと 着座、そして取り組む姿勢で(2)

月曜日のCOMPASSです。
梅雨の走りから就学に向けて走り出したお友達との活動は真夏を迎え、秋へと季節が移っていきました。
運動遊びや着座しての学習の取り組みを継続しながら、切り替えの練習にも着手しました。
お友達自信が見通しを持って行動できるように、準備から帰るまでの動きやスケジュールを一緒に立てて確認します。
スケジュール通りにできたときには、自分で行動を選択できたことを褒めちぎり、自信に繋がるように導きました。

集団活動も大事な課題です。
お友達自身、周りのお友達と関わりたい気持ちがあるようで自分から声をかけることができますが、いざゲームに参加してみるとルールがわからず自分の思い通りにならないと、大きな声を出すことが度々ありました。
先生はその都度、分かりやすくルールを説明し「あなたはこれが間違っていた。」と指摘するだけでなく、こうすればいいよと肯定しながらルールや決まりごとを受け入れられるように促していきました。

季節は冬になり、その年の年末くらいにはお友達の大きな成長が見られるようになりました。
あれほど苦手意識が強かった文字を書く練習にも最後まで取り組むことができるようになってきたお友達。
書けるようになると、今度は書くことに興味を持ち出し、自分から好きな文字を書くようになってきました。
読み解く力も次第についてきて、数ではプリントの問題に合う解答が導けるようになってきました。
切り替えもスムーズにできるようになり、短時間で次の行動に移れるようになりました。
それまでひとりで取り組んでいた運動も、視野が広がり、お手本を見て周りのお友達と一緒にできるようになってきました。

先月お友達は入学式を迎えました。
COMPASSの学習では今も知育椅子ですが、療育と余暇の時間の区別、今やるべきことがわかってきたこともあり、最後まで課題を頑張る姿が見えだしたので、普通の机に移行する予定だそうです。
嫌なことがあったときも大声を出すのではなく、相手の話しを聞き入れられるようになってきました。
保護者様が願っておられた皆で仲良く落ち着いて取り組める状態に近づきつつあります。

とはいえまだ学習全般には苦手意識があり、取り組み始めるまでには少し抵抗があるようです。
それでも嫌だからやりたくないという態度から日々変化を見せ、やる時にはやる、それも最後までやることができるようにお友達も一生懸命頑張っています。
もっと楽しい毎日にするために、言葉で気持ちを伝え、話し合うことができるようにと、さらに語彙を獲得し、会話のレベルを上げていけるよう、これからも明日に向けた取り組みは続きます。

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