COMPASS川崎 信頼の向こう側(1)

月曜日のCOMPASSです。
COMPASS川崎のお友達は、通い始めてもうすぐ7年、現在小学校5年生です。
年中さんの夏からコンパスに通い始め、その当時に言えた言葉は「バイバイ」「パパ、ママ」程度で、その言葉も少し不明瞭でした。
生活動作も不完全で、着脱や排泄も全て介助が必要だったそうです。
当時はトイレトレーニング中で、時にはトイレに座れることもありましたが、オムツの中に排泄することが多かったようです。
着座も姿勢の崩れや横揺れが目立ち、安定した着座姿勢の保持は難しかったそうです。
幼稚園での集団活動では気分に左右されやすく、興味を持てない活動への参加を促すと癇癪を起こすこともありました。
またお友達との距離感も難しく、身体接触を好む反面、イラつくと叩いたりするような他害行動もあったのだとか。

保護者様はすぐに手をあげてしまう傾向が軽減できて、小学校入学前に集団行動でも情緒が安定できるようになってほしいと願っておられました。
そこで通い始めた当初の支援計画では、まず先生や周囲のお友達と楽しく過ごすこと、言葉やひらがなに興味を持って取り組めるようになることが目標とされました。
着座姿勢が確立した後には、学習に取り組み集団行動に楽しく参加できるようになることを目指しました。

COMPASSの活動は挨拶から始まり、着座、身の回りの動作、学習などの活動で集中して取り組むことへと移っていきます。
まずは先生をお手本にして、一緒にご挨拶とお礼の練習からスタートしたお友達のCOMPASSです。
生活動作のうちトイレ・トレーニングでは、決まった時間にトイレでの排泄回数を増やすことを継続して行いました。
個別指導では、絵本やプリントを活用しながら、ひらがなに触れ合う機会を提供し、お歌や手遊びといった、お友達が楽しく取り組めて、興味を持てる活動を通してお友達との信頼関係構築を目指しました。

これらの課題のうち、特にお友達は「とんとんとん ♪」や「手はおひざ ♪」などの歌はすっかり気に入ったようでした。
先生の真似をしながら覚えた動作をやったり、歌を歌ううちにCOMPASSでの過ごし方が定着していったようです。
個別指導での課題でも「紐通し」や「コイン落とし」なども日ごとに上手になってきたお友達。
1つの課題が終わるごとに「わぁ、できたね!!」と自分のことのように喜んで褒めてくれる先生はいつも笑顔で対応してくれます。
そんな交流を続けていくうちにお友達からも笑顔が見られるようになり、信頼関係の芽生えが見え始めました。
通い始めて1年ほど経った頃には、にっこりと笑顔を交わし「あいうえおの絵本」を読み合わせながら先生の口の動きを真似し始めます。
自然にその口元から「あ〜」という発声を聞かせてくれるようになったお友達の姿がそこにありました。
(後編へ続きます)

COMPASS発達支援センター川崎
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