COMPASS松山 名前を呼ぶ声に(1)

月曜日のCOMPASSです。
COMPASS松山に通うお友達は昨年5月から通い始め、現在5歳の年中さんです。

お友達は自発的な発語が見られず、問いかけてもオウム返しばかり。
保護者様によればご家庭でお母様を呼ぶときも「あー」と発するだけだったそうです。
家庭ではあまりにも活発すぎて動き回ってばかりで落ち着きが見られないことも、保護者様は心配しておられました。
保護者様は多方面の成長を願われていましたが、まずは言葉でのコミュニケーションを望んでおられました。

想いを受けて作成した個別支援計画は成長への階段を登っていくように作成されました。
まずはCOMPASSでの療育や遊びを通して、周りの人との交流でコミュニケーションを取る機会をたくさん作っていきます。
そしてCOMPASSで過ごすことに慣れていきながら、言葉の意味を理解し、語彙を増やして自身の思いを言葉で伝えられるようにというゴールを目指します。

通い始めたお友達、数の理解はなく、色の認知にも混乱があるようでした。
話しかけても答えは返ってこず、エコーのように先生の話した言葉の語尾が返ってくるだけでした。
その一方で、手洗いやうがいなどの日常動作は、同世代のお友達と比べても、とても上手にこなせていました。

語彙を増やし、少しずつ想いを言葉にできるようにと取り組んだ課題は「絵本の読み聞かせ」「絵カード」「運筆」「COMPASSのプリント」。
そして集団活動を通してたくさんコミュニケーションの機会を作るように心がけました。
例えば、絵本の読み聞かせをするときには、絵本に出てくる果物があればそのオモチャを、動物が出てくれば人形をと、実際にお友達の手でそれらに触れながら思いが前へ出てくるようにと願いながら行われました。

お友達との学習課題で話しかけてもやはりオウム返しばかりのお友達。
プリントの内容どころか、お友達自身の名前を聞いてもわかる回答は帰ってきませんでした。
それでも喉元まで出掛かっている言葉が何とか出て欲しいとお友達の1音、一言を待ちます。
ですが、なかなか言葉は聞くことができず、COMPASSに慣れてきた頃には言葉を発するのではなく、わからないことは笑ってごまかしてしまう様子も見られました。

集団の活動では、他のお友達と一緒に買い物ごっこや、ジャンケン・ゲームなどで発声が必要で、関わりを持てる活動を取り入れていきました。
楽しい活動でもお友達同士のコミュニケーションは、笑顔を見せるか、うなづくか、首を振るか、そしてやっぱりオウム返でした。
そんな日々が週に2〜3回、半年ほど続いたと言います。
11月を迎えた頃には、お友達から少しずつ言葉を聞くことができるようになってきました。
(後編へ続きます)

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