COMPASS下到津 小学校生活を楽しく(2)

土曜日のCOMPASSです。
4月になり、COMPASS下到津のお友達は小学校に入学しました。
あんなに嫌がっていた入学でしたが、何もかもが新しづくめのワクワクで少しずつ不安が紛れ、楽しさに置き換わっていきました。
ですが「新しいワクワク」という魔法はすぐに解け、人と関わることや教科書を使った勉強が始まります。

数の概念は理解できていたお友達ですが、入学してからは「いくつといくつ」など、学校で習う問題を難しいと感じているようでした。
それでCOMPASSのプリントを活用し、優しいところから、ひとつひとつの理解を深めていきました。
授業の進み具合に合わせた復習も行いました。

学習の過程で経験する「できた!」「できるよ!」という達成感は、一過性のものでなくお友達の自信を育てる栄養分となります。
すぐに片付く課題から、文章が長くお友達が自分で考えて解決しなければならない課題に移り「少し考えたら解けた!」という自信に繋がるように様子を見ながら少しでも前へ進めるように促しています。

このブログの取材にあたり、お友達は「写真を撮られている」とわかると、モチベーションがあがり、意欲的に取り組んでくれていました。
まだ利用開始から2ヶ月余り。
まだ学校に慣れることを優先し、お友達を見守りながら関わりを続けています。

最近、音読への苦手意識を軽減できるように音読を療育の中で取り入れ始めました。
「どんな気持ちになった?」「誰が出てきた?」など楽しくクイズ形式で先生とコミュニケーションをとりながら進めると、スムーズに読めるようになってきています。
保護者様も「小学校に嫌がらずに行けていること、学校のお話を楽しそうにしてくれていることをうれしく思います。」と話してくれました。
また、自宅でも「COMPASSが楽しい。」と話してくれているようです。

小学校の勉強は難しい部分もありますが「できない。」と遠ざけるのではなく「この前したからやってみる!」と挑戦してくれています。
ひとりで解くことが難しいときには「手伝って」と話してくれるようになりました。
挑戦する姿、分からなくても解いてみようとする姿、分からないところは聞いて考えるという姿を見せています。

まだ3ヶ月経っていないのですが、お友達は見直すことを覚え、誤りを自分で見つけて書き直せるようになりました。
お友達の成長への道のりは始まったばかり。
まだ「ここでは走りません。」「この時間は声のボリュームを考えましょう。」などの声かけが必要で、場面に応じた行動ができるように支援していきます。
そして学習の補完も継続し、また危険予知を学ぶ機会を作りながら、学校や社会でふさわしい行動を取れるように導いていきます。

COMPASS発達支援センター下到津
所在地:〒802-0062
    北九州市小倉北区北区下到津5丁目3-3
連絡先:093-383-7838

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