COMPASS本部教室 より良く、優しく(2)

土曜日のCOMPASSです。
本部教室で4月に放デイに移ったお友達、5月の半ばになると自然な形で変化が現れ始めます。
それまでは許可も得ず勝手に道具を持ち出して使ったり、思うままに勝手に振る舞うことが自由だと思い込んでいたようでした。

放デイに通い始めてひと月半が経つ頃には工作など道具や材料を使う遊びを始める前に「〇〇やってもいいですか?」「〇〇を貸してください。」と先生に尋ねる様子が見られ始めました。

この様子はご家庭でも見られ、何かする前に「やってもいいですか?」と聞いてくるようになってきたと、嬉しいご報告を保護者様からお聞きしました。

まずやるべきことを終わらせてから好きなことをやるという順番を考えた行動もできるようになり、ルールの理解や周囲との協調性が見られるようになってきているというお話も伺いました。

COMPASSでの優先順位も習慣づいてきたお友達。
まずは机上での学習から、それを済ませてその日決まった課題をスケジュール、あるいは優先順に行動できるようになっています。

集団での運動遊びの成果も見られ、お友達は周りのお友達がよく見えるようになってきました。
集団での運動プログラムでは他のお友達の行動と自分の行動の調和が取れて初めて全体の行動が完成し、充実した時間の流れが作られ、それが達成感となります。

これらの学びから自分だけが良ければいいといった態度から、周りのお友達のこと、状況を考えた行動ができるようになってきました。
工作の時間でも、次第に教材や材料の無駄遣いが減ってきて、皆と一緒に公平に与えられた材料で工作に取り組み、それが完成した時の喜びは大きいようでした。

もうすぐ放デイに通い始めて初めての夏休みを迎えるお友達。
油断するとまだ時折みられる自分本位の行動が優しい行動へと変わるように、この夏のテーマは協調性や社会性を中心におき、ルールの理解が完全なものとなるように取り組みます。
また、学期の終わりに小学校へ訪問し、情報を交換して社会全体でより良い行動が取れるように成長を促していきたいと思います。

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