中津Sweet 温かな手を添えて(1)

水曜日のCOMPASSです。
COMPASS中津に、この春、小学生になったお友達が通い始めました。

自分の思い通りにならないと大泣きしてしまいます。
座ろうと促しても、集中するどころか、落ち着かずに、すぐに離席してあたりを走り回ってしまいます。
そして、まだ紙パンツが外れていませんでした。

保護者様も「家族以外の人と関われるよう、コミュニケーション能力を身に着けてほしい。」と希望しておられました。
さらに、落ち着いて学習ができるようになり、紙パンツが外れ、自分でトイレに行けるようになってほしい。ともおっしゃっていました。

そこでCOMPASSでは、新しい学校やCOMPASSという環境に慣れ、リラックスしてくれることを基本にしながら、保護者様のご希望に沿った成長を目指していくことを個別支援計画に記しました。

お友達のために選択した課題は「みつばプリントのA-1」「ひらがななぞり書き」「ひらがなのうた唱和」「絵カード」など、発声・発語を促し、会話につながるものでした。

来所すると、すぐに先生が付き添いながら手洗い・うがいと、お馴染みのルーティンです。
そしてソワソワ落ち着かないものの、促されて着座するお友達です。
学校でも習う言葉や、ひらがなの読み書きなのですが、お友達は自分ひとりではなぞり書きを最後まで出来ません。

そこで、先生が手を添えてゆっくり書き方の練習をします。
先生と一緒に書いた一筆書きの「し」や「く」や「つ」。
寄り添いながらではありますが、最後まで線をひけたお友達に「やった!」「できたねー」と少し大袈裟なくらい褒める先生です。

自分で書いたひらがなを、今度は声に出して読んでみます。
先生がまずお手本で口を大きく開けて発声。
ちょっと苦戦しながらお友達も真似て発声します。
ここでもまた、少しでも声に出せたら「すごいね!」「言えたね!」と褒めちぎります。

新しい環境で心細さがあるのか、日ごとに様子が変わり、安定した足取りで一歩ずつ進むというわけにはいきませんでした。
ですが、それでもいつも前へ前へと進めるように、笑顔を向け、励まし、共に頑張っていきました。

定期的にトイレに行こうと声をかけるようにしていたのですが、それをうるさがり、嫌がる場面もあったそうです。
それでもお友達がトイレに行くまで何度も何度も声をかける先生です。
根負けしてトイレに行って座れたら、ここでもまた褒められて、トイレを後にしたときにはすっかり笑顔になっているお友達でした。

お友達が通い始めた春から季節は移り、夏の走りの6月、それまでの日々の関わりが実を結び、成長が感じられるようになってきました。
(後編へ続きます)

COMPASS発達支援センター中津Sweet
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