COMPASS姫路 苦手意識を乗り越えて(1)

金曜日のCOMPASSです、
COMPASS姫路のお友達は3月の春真っ盛りの季節から通い始め、現在8ヶ月目になりました。
お友達は小学校1年生の元気な男の子です。

快活で朗らかなお友達なのですが、次々といろいろなことにすぐ興味が移ってしまいがち。
集中して考えなければならない学習は、そもそも取り組むことが苦手です。
文字を読み解くのも苦手で、学習のプリントなどは「出来ない!」「無理!」と、たちまちポキンと心が折れてしまうようです。
これは遊びの時間でも同じで、勝敗のあるゲームで負けてしまうと、涙して挫けてしまうこともありました。

通い始めたとき、保護者様からご相談をお受けしたのは「文字を書くことに対する苦手意識を克服してほしい。」「集中できるようになり、自信を持っていろいろなことに取り組んでほしい。」というご希望でした。
COMPASSでは、まずCOMPASSに慣れることから始め、活動に楽しく取り組むことができ、活動を通して成功体験を積み重ね自信につなげ、意欲的に学習やさまざまな課題に取り組めるようになることを目指します。
就学後は、学校の帰りにCOMPASSに通うこと、活動や学習をすることに慣れること、そして1時間以上、集中して課題に取り組めるようになることを目標に定めました。

お友達は、実はやればできることでも数少ない経験で「できない」「苦手」という思い込みを自分で勝手に育てていたようです。
その1つが文字の読み書き。
苦手意識を持ったままの取り組みは、たとえ勇気を出してやろうとしても、心理的な抵抗が強く出てしまい、プリントを見るや否や机に顔をつけてしまったり「無理!」と言って固まってしまいます。
何度も促しては何度も同じ反応でやりたがらないお友達と先生の攻防は続きます。
とはいえ、読む経験や書く練習をしないわけにもいきません。

そこで先生はあらゆる環境下でのお友達の様子を確認していきました。
その中で学齢の近いお友達が横にいて、一緒に課題の目標を決めたり、一緒に取り組んだ際には頑張れる様子が見られることがわかりました。
また、苦手な勉強や課題を頑張って取り組んだらお友達の好きなことができるという「終わった後のご褒美」も結果につながる大きな成果が上がるとわかりました。

「今日はこれ」「ここから、ここまで」といった、昨日よりほんの少し背伸びした目標を自分で立て、そこまでを絶対に頑張るという意欲を見せるようになりました。
大嫌いな苦手なことだったのに、1つでもできたらしっかりと先生から褒められるという経験は、自信がなかったお友達には世界が変わるような喜びだったことでしょう。


COMPASSでの経験していく過程で、お友達は着座も覚え、目の前の課題に集中する準備ができ、1つずつマス目が埋まるような「できた!」という達成感が積み重なり、次第に表情までも明るく変わっていきました。
その取り組み姿勢が明らかに変化してきたのは夏休みを迎える頃でした。
(後編に続きます)

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