COMPASS宿毛 言葉の先の可能性へ(2)

月曜日のCOMPASSです。
COMPASS宿毛のお友達が通い始めて半年、秋の兆しが感じられる季節になりました。
この頃になると変化が現れ始め、ひと文字だけという独特の発声での表現も見られなくなっていきました。

理解できていて、使える語彙が増え、口にできる言葉数も増えました。
現在に至るまでまだ会話と呼べるまでには上達していませんが、単語で意思を伝える状態にまで成長が見られます。

静と動の動きを実践することで、その後の集中力が格段に増すと言われています。
効果を狙って宿毛では幅広く運動療育を取り入れていますが、お友達の興味関心や適性からバランス・ストーンという、いわゆる飛び石を渡る運動を選択しました。

平均台の様にバランスをとりながら渡るこの運動は、個別の運動でありながら他のお友達と合同でおこなわれます。
並んで順番を待つこと、スタートしても他のお友達にぶつからないように距離を測ること、ゴールしても皆と一緒に静かに全員が渡り終えるまで待つことなど、社会性の育成に役立つ要素もたくさん学んでいくお友達です。

ひらがなの読み書きの学習も進めますが、お友達は鉛筆を持つと、机や壁などあらゆる場所に「し」の文字を落書きしてしまいます。
鉛筆を持って書くことが楽しいと感じてくれるならそれは歓迎すべきことですが、良い悪いを判断し、自制することも大切な学びです。
やめるように注意をしたうえで、同時に学習でも余暇の時間にでも書いていい場所になら、筆記具を使う場面はたっぷりあると伝えます。

保護者様からは「家族では、祖父母・両親の名称は言えていたのですが、最後まで言えていなかった兄のことを「にいちゃん」と発語ができました!」と嬉しい報告もありました。
これまでの活動で、言葉も日に日に増えていて、成長も見られるようになりましたという保護者様からいただいた言葉に先生はとても感激したそうです。

今やっと言葉で交流する世界の入り口に立ったお友達。
せっかく辿り着いたチャンスの場面なので、まずは言葉で意思を伝えられるように支援をしていきたいと思います。
さらに学校や社会で生活するうえで、前提となるルールやマナーを習得し、言葉の先にある可能性を掴むべく、いろいろな経験を通して学習・生活習慣などさまざまな課題に取り組んでいきます。

COMPASS発達支援センター宿毛
所在地:〒788-0000
    高知県宿毛市宿毛5380-1
連絡先:0880-63-1738

(事業所名をクリックして頂くと事業所案内ページへ。また電話番号のクリックで電話がつながります。)
Copyright(c)2018@compass328 T.0. All Rights Reserved.

初めての方へ

COMPASSの療育手法
ご利用者の声
COMPASS施設一覧