COMPASSしまんと 言葉が架け橋となって(2)

土曜日のCOMPASSです。
COMPASSしまんとのお友達が通い始めた年少さんの10月から数えて10ヶ月。
8月の眩しい陽射しにお友達の様子に成長のカケラが見え始めます。

COMPASSの「かずのおけいこ」のプリントから足し算へとコマを進めています。
お箸の訓練で最初は持ち方がわからずに戸惑っていたお友達。
先生は側に寄り添い、それぞれお箸のどこに置くのか教え、お友達は見比べながら、指を1本ずつ確認しながら持つ練習を続けます。

手指の動きが苦手なお友達は指の運動の後にお箸の訓練をするように努め、お友達は先生のお手本を見ながら指を1本ずつ動かします。
上手にお箸を握れたとき、箸で物を掴めたとき、失敗してもまたチャレンジしようとするとき、先生はお友達の頑張りを褒めて、何度も励まします。

繰り返し、繰り返し、何度でもできるまで。
曖昧な理解で行動するしかなかった先生の指示もしっかり理解できるようになってきました。
発声トレーニングも根気よく頑張り、いつも頑張るお友達の姿がありました。
不明瞭な発音を綺麗に伝わる言葉に、自信なさそうに書く頼りない文字も力強く・・・
そして今、お友達はひらがなの読み書きは「な行」までできるようになっています。

やがてお友達は先生の声かけの指示だけで行動できるようになっていました。
鉛筆を正しく持てるようになり、ぎこちなかったお箸もトレーニング箸だと親指と人さし指を置く位置が分かってきました。
道具を使いながらではありますが、10までの足し算や引き算ができるようになってきました。
そして、どこに行くのも先生の手を求めていたのですが、お友達は手を繋がなくてもひとり歩きができるようになってきました。

「不明瞭さは残りますが、語彙が増え、自分の思いを周囲に伝える姿をよく見るようになってきました。」と保護者様も成長を感じておられると話されます。
以前は大人としか関わろうとしなかったお友達ですが、言葉が増えてくると、自然に他のお友達とも積極的に関わり、遊ぶ姿も見るようになりました。

これからもお友達の興味の幅が広がり、様々な活動に参加できるように支援していきたいと思います。
春には2年生になるお友達には新しいステージが用意されていることでしょう。
COMPASSでも更なる言葉や巧緻性の向上を願い、状況に応じた要求や思いを伝えられるよう目指し、豊かな言葉のコミュニケーションに繋がっていくように導いていきます。

COMPASS発達支援センターしまんと
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