COMPASS武蔵新城 啐啄同期・お友達を見つめて

火曜日のCOMPASSです。

COMPASS武蔵新城のお友達は、今日も課題を頑張っています。

顔がそれぞれ違うように、お友達の発達は違うため、プランも課題も一人一人違います。
だからCOMPASSでは、まず個別指導を大切にしています。

個別指導だから、お友達の理解度やスピードに合わせたきめの細かい指導が成立します。

一方、大人になって自立していくために必要な人との関わりや社会的なスキルも重要です。

集団活動で行われるゲームやトレーニングを通して、お友達との関わり、楽しく会話をしたり、人の優しさを受け止めたり、また人に優しく接したり・・・

様々な経験を通して培われていくお友達の心身と能力、そして心。

啐啄同期(さいたくどうき、または、そったくどうき)」という言葉をご存じでしょうか?

「啐啄同時」というのは禅宗の言葉だそうです。

「そつ」は雛が内側から卵の殻をつつくこと。
「たく」は親鳥が外側から殻をつつくこと。

雛がまだ柔らかい口ばしで、か弱い力で、内側から殻を割ろうとしてもなかなか割れないのだとか。

羽化の時期になると、雛は卵の殻の内側に張り巡らされた血管から殻のカルシウムを取り込むのだそうです。
カルシウムを吸収し終わると、血管は退化し、殻も薄くなる仕組みです。 

外からはわからないこの営み、親鳥が焦って未熟なうちに殻をつついてしまうと、出血で死んでしまう雛もいるそうです。

また、不自然な手助けで羽化しても、結局その雛は育たないのだと言います。

例えば、
今はまだ言葉が出ないお友達、忘れ物をしてしまうお友達、人と仲良くできないお友達・・・

でも見えない殻の中で、お友達が今どの段階にいるのか発達の状態を確認するのはとても難しいもの。

毎日の深い関わりの中で、キラキラの瞬間が見えるとき
それは課題をやっているときに、

お弁当を食べているときに、

遊んでいるときに、

笑顔に、泣き顔に、唇に、瞳の中に、後ろ姿に・・・

それはキラッと光を放つ未来への光です。

学びたいという意思が感じられるとき、先生は決して見逃しません。

はっきり目に見える成長が見られるその日まで信じて待つこと、信じて繰り返すことができるのも、お友達と、ご家庭と、COMPASSが、同じ想い、深い信頼を寄せ合っているからこそ。

大切なタイミング「啐啄同期」を見逃さないよう、COMPASSは今日もお友達を見つめています。

所在地:〒211-0044
    川崎市中原区新城3丁目17-9三島ビル2F
連絡先:044-948-8481

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