COMPASS高松 お友達の命と未来を守るために

月曜日のCOMPASSです。
COMPASS高松でも地震を想定した避難訓練が行われました。

地震はいつ起きるかわかりません。
首相官邸のHPによると、

”地震による被害には、津波を除けば、建物倒壊、火災の発生、土砂崩れ、液状化現象などがあります。
また、過去の震災では、以下のような災害が発生しました。

関東大震災
炎を巻き込んだ竜巻状の空気の渦が発生し、大きな被害をもたらす火災旋風が、その猛烈な炎と風によって急速かつ広範囲の火災延焼を引き起こしました。

阪神・淡路大震災
神戸市中心部で大規模な火災が発生。
また、住宅が倒壊するなどの被害が出ました。
そのため、道路が通れなくなるなど交通障害が生じました。

東日本大震災
震度7を観測した地域だけでなく、長周期地震動により、震源から遠く離れた大阪市などの高層ビル上層階でも大きな揺れなどが起きました。
また、東京湾岸地域では液状化現象により大きな被害が出ました。”

避難についても触れられていて、
”家具の移動や落下物から身を守るため、頭を保護しながら大きな家具から離れ、丈夫な机の下などに隠れる
あわてて外に飛び出さない。
料理や暖房などで火を使っている場合、その場で火を消せるときは火の始末、火元から離れているときは無理に火を消しに行かない。
扉を開けて避難路を確保する。”と書かれています。

スタッフには、守るべき命があり、持ち出さなければならない書類もあります。
正しい手順、段取りと、迅速さ、そして冷静さが要求されます。
今回の避難訓練は「すわ地震!」という状況から手順通りにまず頭を保護し、屋外の駐車場へ避難するというところまでの一連の流れ。

ただ、今回の訓練では、先生には少し心配がありました。
この日参加するお友達には「やりたくないことは是が非でもやらない」というこだわりの強い面がありました。
そして「突発的なことに順応するのも苦手」という側面も持っていました。
COMPASSに通って来るようになって、最近ではそんな面を見せないように成長してはいましたが、果たして日常とは異なる今日のような緊張した状況に対応できるのでしょうか?

それでも、だからこそ命と未来を守るため、こんな緊迫した状況に慣れておくべきだと判断しました。
さて、訓練がスタートしました。
地震です!の声とともに、机の下に潜って頭を保護、出入り口を解放し、ブレーカーを落とす。
揺れが収まるのを待って、迅速に外へ・・・そこで点呼。
お友達は先生たちの緊迫した動きと、普段聞かない大きな声にびっくり。
戸惑いを見せてはいましたが、驚くほど素直に従い、自分から手を出して嫌がらず抱えられて外へ。

暫くはしっかりと先生にしがみついていましたが、少し経つと落ち着いて笑顔に。
これまでだと考えられないことです。
頑張ったね、と声をかけて室内へ戻ると、すぐに気持ちも切り替わったようで笑顔で午後の活動にも参加できていました。
少し前だと、こんな風に緊急時の指示に従うことや、すぐに切り替えることはできませんでした。

お友達のキラッと光る成長が垣間見えて、手応えを感じられたことは訓練の成功以上に大きな収穫でした。
毎日の積み重ねで、明らかな変化を見せたお友達。
繰り返すことが成長に欠かせない大事なことなのだと、改めて考えさせられた1日となりました。

COMPASS発達支援センター高松
所在地:〒761-8081
    香川県高松市成合町731新井ビル1F
連絡先:087-870-4808

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