COMPASS中津 数字の一致と集中力と

月曜日のCOMPASSです。
COMPASS中津のお友達、少しずつ苦手な数字がわかるようになってきています。
COMPASS吉富から昨年の11月に中津へ通い始めたお友達。
マイペースな小学校1年生です。

お家の方のご希望も、小学生らしく読み書きの力がつくように、彼の良いところを出来るだけ伸ばして欲しいというお友達の未来を思っての優しい願い。
数字が苦手だということは吉富からの引き継ぎで聞いてはいました。
10までの数を数える事は上手に出来ていましたが、実際の物の数と、数字の一致が難しいお友達。
これは覚えている順序数は言えるものの、集合数の概念が育っていないということ。

お友達に3個の積み木を見せて「これは何個ですか?」と聞くと、全く違う数をあてずっぽうで答えていました。
数字に触れ始めた初段の段階では、どの子どもにもあることです。
1から10数える事は「あ・い・う・え・お」を言う事と同じ覚えていることを口に出すという感覚になっていたと判断し、実際の物と数字をマッチングする練習を取り入れました。
最初は積み木を3個みせ、いくつ?というパターンを繰り返し学びます。
まずは、このお友だちが正解を出し、自信が持てる様に「3」までを徹底して繰り返しました。
最初に数字を見せてからその数字の数だけ積み木を取る、と言う逆バージョンになると少し戸惑ってしまうお友達。
そこで、必ず2通りのやり方を1セットにするようにしました。

毎日の取り組みのおかげで、要領を得た様子で、どちらのやり方でも返答できる様に。
出来た時に一緒に喜ぶことでさらに自信がつき、できるたびに1つづつ数を増やして行きました。
継続した学習を繰り返す過程で、どちらが多い、少ない、と問題を出すようにし、一緒に積み木を数えながら答えあわせをしていくうちに「多い」「少ない」の概念も理解出きてきました。
だんだん間違いがなくなってきて、正答が増え、「できる!」という自信がついてきたお友達。
その自信がついたことで、学習中も笑顔が増え、集中力も素晴らしい成長を見せました。

学校は45分授業なので、集中が続かないと辛かったり、大変な思いをするのはお友達です。
そのため1コマ45分を目標にして、しっかり着座して学習できるよう時間を意識しながら指導をよう配慮。
これまでは、少しつまづきがあればヤル気を失ったり、机に顔を伏せてしまったり、やりたくないという意思表示で続かなかった学習。
今は、何と学校の1時間である45分間、一度も離席する事無く、学習に取り組めるようになりました。
お友達にとって、とても大きな成果です。

お家の方もしっかり着座姿勢で授業が受けられるようになったことをとても喜ばれていました。
4月になってまた中津を離れ、吉富へ移ることになったお友達。
2つの事業所はしっかり連携をとりあい、お友達の成長を願い、継続した指導が行われます。
全てはお友達の笑顔と、豊かな未来のために。
これからもCOMPASSとの二人三脚の学習指導は続きます。

COMPASS発達支援センター中津
所在地:〒879-0123
    大分県中津市大字田尻1164-1
連絡先:0979-64-7108

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