COMPASSしまんと これまでの2年、これからの2年

火曜日のCOMPASSです。
COMPASSしまんとに通うお友達は現在年中さん。
通い始めてちょうど2年が過ぎたところです。

あまり人と合わせるのが得意ではなく、気が散りやすいお友達。
使える語彙数が限られていて、感情が迸ってしまうと手をあげてしまうということでした。
COMPASSに慣れず、泣くことで不安を表し、かと思えば部屋を走り回るお友達、テンションのアップダウンが激しく落ち着けません。
その都度変わる興味を引くものには集中しますが、オンとオフの区切りをつけることも、学習中でも、ふと気になるものが目に入るとそちらに気を取られて、離席という状態だったのだそうです。

まだ小さかったお友達を想い「まずは皆と仲良く楽しく過ごせるようになってほしい。」との保護者様の願いです。

通い始めてしばらくすると、お友達も少しずつ慣れてきて、同時に先生もお友達のことがよく見えてきます。
どんなものに関心があるのか、どんな課題であれば楽しめるのか、どんな言葉を使って話すのか・・・
まずわかったことは、意に沿わないことは何があっても嫌だという感情を優先してしまうこと
興味のあるシール貼りやパズルなど手先を使った作業に集中を示し、楽しそうに学習しています。

また、活発なお友達は、COMPASSに来るとテンションが上がるようで、なかなか着座に辿りつきません。
そこで、学習の前に運動を取り入れてみると、どうやらスムーズに着座ができるようになりました。
次に言葉の学習に絵本の読み聞かせや、絵カードを行うことで言葉への興味・関心を引き出し、語彙を増やせるようにしていきました。
この頃、同時に色々な場面でどんな言葉を使うのか、ロールプレイングで学びながら会話の練習が始まりました。

ノリノリの気分の時は驚くほどの集中力を発揮するお友達でしたが、集中が途切れたり、自由時間の遊びに夢中なときには気持ちの切り替えが難しく泣いてしまう場面もあったりと、一進一退の療育活動でしたが、それでもお友達がCOMPASSに通うたびに少しずつですが変化が現れていきました。

2年たった今、お友達は劇的に成長を遂げた様子が見られます。
気持ちの切り替えができ、荷物の片付け等も一人でできて、最後まで着座して療育が出来るようになってきました。

語彙数も増え、お喋りが上手になり、不明瞭だった発音がハッキリと聞き取れるようになりました。
言葉には関心があり、ひらがなのお勉強も始め、数も少しずつ取り組めるようになりました。
思いを伝えられず手が出ていたお友達でしたが、現在は言葉で自分の気持ちを伝えられるようになり、お友だちとのトラブルが少なくなってきました。

保護者様からも「言葉が増え、意思疎通が出来るようになりました!本人もCOMPASSに行くのを楽しみにしています。」と嬉しいご報告をいただきました。
かけた時間とお友達自身の頑張り、お友達も先生も諦めない心で取り組みを続けてきたことで、素晴らしい成長を手にすることができました。

2年後に小学校へ進学する頃には、どんな新1年生になっているのか・・・そんな楽しみな将来をイメージしながら、COMPASSの活動は今日も続きます。

COMPASS発達支援センターしまんと
所在地:〒787-0013
    高知県四万十市右山天神町4-31
連絡先:0880-34-8328

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