COMPASS川崎 お友達の手のひらに、そっと・・・

火曜日のCOMPASSです。
COMPASS川崎に通い始めて2年になるお友達がいます。
現在年長さん、そして来年は春には小学生です。

おっとりしているという表現がぴったりのお友達。
にっこり笑いかけると、にっこりと笑顔を返してくれます。
保護者様はやがて小学生になるわが子のコミュニケーションを心配されていて、語彙を増やし、楽しく会話を楽しめる様になってほしいという願いを語られていたそうです。

お友達は、先生の指示を受け入れて着座し、拒否も無くしっかりと課題に取り組むとても穏やかな性格です。
当時まだ5歳のお友達には成功体験を比較的経験しやすい「単語カード」や「絵本読み」などで楽しく発声を促しました。

一音一音滑舌よくはっきりと発音することを意識してカードを読むこと、またあいうえおの習得でもひらがな50音の音と文字の一致を示しながら少しずつ出来ることを積み重ねていきました。

発生に関しては明瞭になり、会話も現在ではたくさんお話しできるようになったお友達。
先生の名前を覚え、自分から先生の名を呼んでくれて積極的に話しかけてくれるのだとか。
ゆっくりと進めてきたひらがなの習得も書けるように、音読も出来るようになりました。

COMPASSには文字が書けるようになったら行う「日記」がありますが、作文で表現することは少し苦手なお友達。
そこで、まず模倣から始めてみようと取り組んでいるのはホワイトボードを使った板書の写しの練習。

また、文字や文章をしっかり習得しながら、同時に数の学習をスタートしています。
数字と大きさや量の認識の一致、大小や多少の理解の次のステップとして、今は足し算なども意欲的に取り組んでいます。
」と」


川崎では身近なものを療育に生かすということを積極的に課題に取り入れています。
この日、先生はお友達と連れ立って散策に出かけ、そこで沢山のドングリを拾い、教室に戻って拾ったどんぐりの数を数えました。
お友達の「1,2,3・・・」と数えるは大きいのも小さいのもあるので、数字と数詞の一致の生きた学びになっている様です。

実際に触って動かすこと、やってみること、失敗も成功も自分で経験したことは、どんな学習よりお友達の栄養になっています。
この経験を通してお友達は自信をつかみ、来春ピカピカニコニコの一年生にしてくれることでしょう。
手のひらに成功のかけらをそっとのせて、それをお友達がしっかり掴んでくれるまで・・・
今日もCOMPASSの学びは続きます。

COMPASS発達支援センター川崎
所在地:〒210-0848
    川崎市川崎区京町2丁目24-2
連絡先:044-201-1148

(事業所名をクリックして頂くと、事業所案内ページへ。また電話番号のクリックで電話がつながります。)

初めての方へ

COMPASSの療育手法
ご利用者の声
COMPASS施設一覧