COMPASS三豊 軽々とステップを乗り越えて・・・

火曜日のCOMPASSです。
COMPASS三豊に通うお友達は、COMPASSでも沢山お友達ができました。
周りのお友達ともお喋りやおもちゃの貸し借りも問題なんて存在しないかのように振る舞い、学習への意欲もしっかり見せてくれます。
今でこそ、お友達のCOMPASSライフはニコニコで過ごせていますが、やはり最初からそうはいきませんでした。

保護者様に連れられてCOMPASSへやってきた頃のお友達は、会話を通して気持ちを伝えることができませんでした。
自分判断のこだわりが強く、自分が関心が持てないことには目も向けません。
気分のムラが激しく、気持ちの切り替えに時間がかかります。
まれに自分の中で切り替えができると、好きな活動はやる気を見せてくれます。
発語はありますが、聞かれるのは単語のみで二語分・三語分はハードルが高いようでした。

三豊は遊ぶお部屋と、療育の部屋に分かれています。
課題をやるときは療育部屋なのですが、どうやら何かの理由で「お勉強」への苦手意識が強く、部屋に入ることすら拒否されてしまいます。
必死で抵抗をするので、慣れるまで暫くはプレイルームで過ごすことが多かったと言います。
そのプレイルームでも、時折、お友達の周りには誰も存在しないかのように振舞う姿がありました。

そんなお友達に保護者様は
「家族以外の環境の中で、言葉や身の回りのことを自分で行う力を伸ばしてほしい。」
「コミュニケーションの楽しさも味わい、周囲に興味が持てるようにいろいろな経験をしてもらいたい。」

そうです。
本来、心を開いて会話をすることは、どんなに楽しく豊かな経験であることか・・・
お友達自身もまだ気づいていない「コミュニケーション」の壁が生きづらさに繋がらないよう、会話力を伸ばしてあげたいと願い、COMPASSの日々が始まりました。

お友達のイメージするお勉強」は、とても苦手で、嫌なことで、できるだけ遠ざけたいようでした。
そこでCOMPASSでは、お友達の好む玩具や大好きなキャラクター・アンパンマンの絵本から関わりを始めます。
拒否を何度されても、少しでも座る機会があればことあるごとに着座を勧め、座れたら「できたね!!」と、手放しで褒めちぎります。
苦手意識の払拭を試しながら、少しずつ着座と課題に抵抗がなくなるように導きます。

少しずつ勧めた課題は、言葉のやり取り・受け答え・色合わせ・運筆・お箸の練習・月例プリント・指先の運動などです。
楽しいと思ってもらえるように声を掛け、楽しさの演出も忘れません。
時間をかけてCOMPASSのお勉強を嫌がらなくなってきたお友達。
着座をして長時間の療育に取り組めるようになってきました。
今では、色認知・運筆・スナップボタンの留め外しなど苦手意識はなく、しっかり集中して取り組んでいます。

COMPASSではこれまでは先生の隣にいることが多かったのですが、最近は他のお友達の存在に興味を持ってきたようです。
誘われたら「いいよ」と答え、シール貼りや折り紙を一緒に楽しむ姿を見せてくれます。
以前は、思いが伝わらず感情が高まり泣くしかなかったお友達ですが、今は言いたいことを殆ど言葉で伝えられ、感情を乱す姿も見られなくなりました。
つい先日も「せんせー、ここに 紙 おちてるよ!」と突然はっきりと口にする姿に先生達も驚かされたそうです。

それはお友達の見せる成長の軌跡。
続いていくお友達との日々は同じ時間の流れが紡がれているはずなのですが、ここにきて毎日がテンポよく弾けるような流れに変わってきたようです。
そして先生の目の前で、きっとお友達はもう1つ上のステップすら軽々と超えていくことでしょう。

COMPASS発達支援センター三豊
所在地:〒769-1502
    香川県三豊市豊中町笠田笠岡2074番4
連絡先:0875-23-6088

(事業所名をクリックして頂くと、事業所案内ページへ。また電話番号のクリックで電話がつながります。)

初めての方へ

COMPASSの療育手法
ご利用者の声
COMPASS施設一覧