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記憶力があるのに使わないのはもったいない

記憶力をフル活用しましょう

「うちの子は記憶力は高いんです。」というお話をよくお伺いします。高機能自閉症の特性を持つ方や、アスペルガーの特性を有する多くの場合は、そのような記憶の特性があります。

 

文献等では、本人の興味のある事案に対して得意な記憶力を発揮すると記されている事が多いのですが、何故その記憶力を活用しないのか私にはよく理解できません。

 

ひところコーチングがはやりましたが、悪い所を直そうと取り組む手法と、良い面を伸ばして悪い面を覆い隠すような手法がありますが、療育支援で最も有効な手段は後者だと考えております。

 

そうです。お子様が獲得している記憶力をフル活用する事で、その子の人生は劇的に変化する事が可能であると断言致します。覚える力があるのです。覚えられないのであれば、如何に覚えられるようにするか注力する必要性がありますが、既に高い記憶力を有しているのであれば、興味の方向をその子の状態に合わせて誘導してあげれば必ずプラスに働くのです。

君も博士になれる?

こんな事まで覚えているの??というような事例が沢山あります。電車の名前や、カレンダーや恐竜の名前だったり、車の名前、排気量や性能であったりする興味の矛先を変えてあげるだけで、その子の能力は高く票かされる事となります。

 

私が今まで指導させて頂いた子ども達の中では、漢字博士だったり、英単語博士だったり、数式博士等一杯います。小学校就学前に高校レベルまでの漢字を習得したお友達もおりますが、決して珍しい事ではありません。普通の英語検定で中学卒業程度の3級に合格する事も夢ではありません。

 

漢字博士ですから、難しい本だって読むことが出来ます。昨今はやりの歴女ではありませんが、高校レベルの日本史を理解しているお友達だっております。小学生が高校生の知識をはるか凌駕する事が可能なのです。

 

幼稚園で小学校高学年レベルの小説を読む事も可能なのです。幼稚園でも沢山の偉人伝を読みこなすことができるのです。尊敬する人は、ヘレンケラーだったり、マザーテレサだったり、親鸞聖人だったり、野口英世だったり、ライト兄弟だったり、ファーブルだったりするのです。場合によっては小学校1年生になったお友達が、カフカの「変身」を読むまでに進歩するのです。これらは特別な事例ではありません。指導の仕方、誘導の仕方、環境設定の手法により獲得する事ができる事実です。

 

星が好きで、星座版を覚え、プラネタリュームに足しげく通い、その後天文の道に進んだり、気象庁に入ったり、宇宙関連事業に取り組み者も少なくありません。天気図が友達で、ぴたりと予想できるようなお友達が今では仕事として取り組んでいる事例も珍しい事ではないのです。

 

珠算に傾倒し、数学オリンピックに出場するほどにまで成長し、大学で工学博士になった事例も最初のきっかけは些細な事なのです。

記憶力は魔法の杖

実は絵画も、記憶です。既出ですが、模倣する力は記憶力が根底です。作文だってそうです。これも良い文に沢山ふれ、良い文章を何度も何度も書く事で獲得する事ができたのです。全部まねです。模倣の力の源泉は記憶力です。記憶の矛先を正しい方向に向ければ良いだけです。

 

現在の中学入試、高校入試、大学入試、そして大学院の入試も基本的には全て記憶力なくして合格は頂けません。記憶する力が全てを征する事が出来る一番コアな要因なのです。

 

その記憶力が高いのですから、使い方次第でその子の人生が劇的に変化すると断言できるのです。皆様そうは思われませんか?????????

 

魔法の杖を持っているのと同じなのです。その魔法の杖の使い方を教えてあげればよいのです。魔法の杖ですから、使い方を誤れば、悲しい事にもつながります。でも正しい使い方を知ればみんなに喜ばれ尊敬される存在になるのです。