COMPASS丸亀 火災想定の避難訓練

土曜日のCOMPASSです。
COMPASS丸亀では、先月の終わりに火災想定の避難訓練を行いました。
参加したのは放課後等デイのお友達が5名。
今回は事前に役割を分担しておき、先生は皆決められた役割で動くよう計画されました。

写真はイメージです

火元は「コンセントから出火」という想定です。
今回は指示が通りにくく、素直に従えないお友達が対象という仮想のもとで行います。
実はかねてより、通所開始から間もないお友達や身体的な特性のあるお友達の避難時の行動の様子を確認しておきたいと思っていました。
そこで、今回はお友達には不意をついた形になりますが、事前の講習や注意喚起はせずに訓練を行うことに。

それは、いつも通りの午後でした。
送迎車を降りたお友達、いつものように荷物をおろし、仲良く玄関先でご挨拶。
着席して課題を待っていたところに・・・「火事です!!!」と先生の叫び声。

「コンセントから出火!! 直ちに避難してください!!」
先生たちは、その日の療育担当のお友達へ避難の指示をしながらお友達の手をしっかり繋いで靴は履かずに室外に避難です。
中にはえらく面白そうに大声で「火事パーティーだぁ!」と少し浮かれ気分のお友達も。
いつも柔らかな笑顔の先生が、今日はちょっと違う様子だとすぐに気づき、気持ちを切り替え、皆に続いてテキパキ行動します。
そのほかのお友達はどの子も勝手な行動やおふざけも大声もなく、先生の指示に従って屋外へ。
屋外で点呼後、室内に戻ります。

室内に戻り、発言が出来る児童に対して自分の行動を振り返り、意見を聞いてみます。
お友達は、火事だと知らせを受けたとき、最初にふざけて大声で叫んだことを反省していたそうです。
その後は無駄なお喋りをせずに、迅速に退出できたことが素晴らしかったと先生から褒められ、嬉しそうでした。

振り返りと同時に、火事のことや「おはしも」などの避難で大切なことを学習し、災害はいつ起きるかわからないので、日頃から常に注意することが大切だと伝えました。
その講習が行われている間に、数名の職員だけで消化訓練を実施し、中に水の入った消火器で火元の鎮火練習を行ないました。

終了後の職員会議が行われ、手を引こうとしたり誘導しようとすると、多少抵抗するお友達もいたのですが、少し様子が違う事を感じたのか強い抵抗も無く直ぐに行動が出来て、避難時の行動に不安があったお友達がスムーズに動けたことは、評価できることだという意見が多かったようです。
日頃、状況変化に弱く泣く事が多いお友達も静かに素速く移動出来たこと、裸足での避難も抵抗はありませんでした。

概ね成功に終わった避難訓練ですが、実際に火が見えたり、煙が発生した時はどうなるのかわかりません。
今後もあらゆる事態を想定して訓練を継続し、いかなる場合にも命を守り安全に避難できるように精度を上げていきます。

COMPASS発達支援センター丸亀
所在地:〒763-0082
    香川県丸亀市土器町東2丁目75-1
連絡先:0877-85-3428

(施設名をクリックして頂くと施設案内ページへ。また電話番号のクリックで電話がつながります。)

初めての方へ

COMPASSの療育手法
ご利用者の声
COMPASS施設一覧