COMPASS大村 5年目の春に

月曜日のCOMPASSです。
COMPASS大村のお友達、この4月で5年目に突入です。
小学生になったばかりでCOMPASS大村に通い始めたお友達でしたが、当時は自発的な会話はほとんどなく、気持ちを伝えることができない状態でした。

保護者様は会話の力が向上し、同世代のお友達同士仲良く関われ、楽しく勉強してほしいと願っておられました。
COMPASSでは、日常の生活動作ができるようになること、そして会話では、語彙力を伸ばし、ひらがなの読み書きができるようになり、数認識も向上し、お友達との関わりの中で自分の気持ちを相手に言葉で表現できるようになり、お友達と仲良く過ごすことを目指しました。

お友達とは主に基本的な「あいうえおの歌」や「絵カード」を使い、毎日繰り返し練習を続けていきました。
療育で向き合うとき、お友達は実はよくわかっていなくても、先生の質問には全て「うん」と答えてしまうことが多かったと言います。
そこで質問の仕方、回答が簡単に正直なことを言えるように、シンプルな質問であるように工夫し、また指示を出すときも「誰が何をどうするか」が明確にわかるように伝えてきました。

はっきりと成長が現れたのは、利用を始めてから1年半後の令和1年8月頃からだったそうです。
ひらがなの読み書きは比較的スムーズに出来ていて、現在はカタカナの練習中です。
たくさんお話をしてくれるようになりました。
発語が不明瞭だった場合には、先生がゆっくり話すよう声をかけると、自分で話すことではなく相手に伝わることに意識を向け、ゆっくりと話すように修正できるようになりました。
当初10までの順序数だけだった数認識も、100まで数えることが出来るようになりました。

お友達や職員との関わりも増えて、たくさんお話をしてくれるようになりました。
不明瞭な発音も、ゆっくり話すことでほぼ聞き取ることができています。
数字から算数での計算の力も向上し、1桁と1桁の簡単な加減計算は指を使ったものではあるものの、繰り上がりのある足し算や繰り下がりのある引き算まで挑戦できるようになりました。
服の脱着もできるようになり、暑い際は暑いと訴えられるようになり、先生が声をかけると自分で服の脱ぎ着ができるようになりました。

学習に取り組む姿勢だけでなく、何事も楽しんで積極的に取り組めるようになり、出来ることもたくさん増えました。
何よりも大事なわからないとき、困ったときにはちゃんと助けを求められます。
分からない箇所は自分から質問し、先生の説明を受けて納得したときにはパッと明るい表情になり「そっか!」と意思表示してくれるので、理解度も確認できていて、少しずつ向上しているのがわかります。
理学療法士や作業療法士からの専門的なアプローチを受け、側弯症を改善できるように毎日ラジオ体操や体幹のストレッチも頑張ってくれています。

まだ気分によっては取り組みに集中できるときと、そうでないときには癇癪も見られます。
このため、気分が乗らないときでも気持ちの切り替えが出来るように導きを続けます。
学習面では、筆算での計算や、ひらがなの拗音、カタカナの似ている文字が苦手ですが、得意になったことをさらに伸ばすように、そして苦手な部分はできるように、そして得意になれるようにと導きます。
これまでの4年間、何度も、何度でもできるまで繰り返して成長してきたように、お友達と共に明るい未来を見つめながら、5年目の春もしっかり取り組んでいきます。

COMPASS発達支援センター大村
所在地:〒856-0832 
    長崎県大村市本町259-1-2F
連絡先:0957-54-3288

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