COMPASS松山GREEN 「ねえ、先生」と嬉しい声を(2)

土曜日のCOMPASSです。
秋から通い始めて、最初の成長の兆しが見られたのは、半年が過ぎた翌年の2月、真冬の時期でした。
お友達は保護者様と離れては泣き、苦手で嫌な活動も泣いて拒否しようとする日々が続いていました。
この頃から保護者様が帰っていかれても泣きじゃくるような様子は見られなくなってきました。
席に案内されると、大人しく着座するお友達。
学習の取り掛かりはお友達が好む課題から提示するようにしたところ、早い段階で「できた!」という達成感を味わえるため頭から拒否するようなことは次第に見られなくなっていきました。

先生は活動を始める際には、必ず「今日はこれと、これをやります。」と見通しが立てられるように話しかけを忘れませんでした。
「できた!」
そんなとき、先生はすかさず「出来たね!!がんばったね!」と褒めてくれます。
頑張ろうと思っているものの、難しい課題やすぐに結果が出せない課題だと、早い時間で諦めてしまいます。
苦手で嫌いな課題には、時折嫌だという感情を見せ、涙を浮かべることもありました。
それでも日を追うごとに先生の励ましの声掛けや、目に入るようになってきた周りのお友達に刺激を受けながら、次第に挑戦する姿を見せるようになってきました。

切り替えられなかったお友達でしたが、次第にスムーズに切り替えができるようになっていきました。
その頃から語彙の獲得や会話の練習も進むようになり、練習の場では先生とは簡単な日常会話もできるようになってきたといいます。
まだ自発的な発語はあまり聞かれず、たいてい声も小さいままですが、それでも話すことを意識し始めたお友達です。
以前苦手で見向きもしなかった課題でも、顔馴染みのお友達が増えたことで意識するようになって、少人数の活動では周りのお友達に負けないよう大きな声で答えられるようになってきました。

保護者様は「GREENに通うようになり、お家では出来ない経験を重ねることで言葉でのコミュニケーションが取れるようになったり、いろいろなことができるようになってきたり、何より娘が楽しく通えていることが嬉しい。」と喜ばれているそうです。
最近はCOMPASSでも何かあると「せんせい!!ねえねえ!」と自分から言葉を発する場面もあり、それが嬉しくて笑顔で「なあに?」と返す先生です。

課題はまだ残っています。
場面の切り替えには、まだかなり時間がかかり、語彙数は増えていますが自発的な発信はまだ多いとは言えず、声もたいていは小さなままだといいます。
今後は、小集団の活動を通して言葉によるコミュニケーションが多く取れる機会をたくさん作り、笑顔のお友達が元気に「ねえ、先生!」ともっとたくさん話してくれることを願い、共に歩んでいきます。

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