COMPASS枚方 その道の途中の景色…(2)

土曜日のCOMPASSです。
COMPASS枚方のお友達は、言葉を得て、世界が広がっていきました。
それまで関心のなかったお友達同士の交流も始まり、活動でも着座して取り組む時間が伸び、たくさんの言語・数を習得していきました。

2年生になったお友達は、元気に登校し、学校でも頑張っているそうです。
今も着座姿勢を保ち、学習課題にもしっかりと取り組んでいます。
ただ少し依存心が顔を出し、プリントの途中でできないという思い込みで心がいっぱいになり、先生を頼ってしまうという近道を選ぶ傾向が見られます。
前にやったことがある問題、できていた問題でも、間違えるのが恥ずかしいのかこれでいいかと念を押すように問いかけてくるのだそうです。

COMPASSの習活動の基本は繰り返し、繰り返し、何度でもわかるまで、できるまで・・・
苦手な意識がある算数の問題でも、挑戦する、「できた!」を経験する、進んでは半分戻る、先週やったところをまたやってみるという反復学習で理解と定着を図りながら、お友達の自信の種を育てています。

絵本が好きというお友達の嗜好を活用した形でたくさんの語彙を獲得したお友達。
言葉は増え、しりとりなどの言葉遊びを好むようになり、周りのお友達との言葉でのやり取りも増えてきています。
ただ、これまでほとんど他人への関心がなく、人との関わりの経験が少ないため、相手の立場を考えないで近づきすぎてしまいます。
それで嫌がられたりすることで小さなトラブルになってしまうこともあるというのが、成長したからこその今後の課題です。

 

ご家庭でもコミュニケーションが活発になり、保護者様も「ここまで成長するとは思っていなかった段階まで成長してくれました。」と言葉や学習への姿勢に驚きと喜びを感じておられるのだそうです。
2年生になってから掛け算に取り組み始めたお友達。
苦手な算数ですが、九九の暗唱は嫌いではないようで、お友達は絵本を暗唱するようにしっかり取り組んでいました。
先生もそんなに早くできるようになると思ってもいなかったそうですが、ある日、お友達がスラスラと九九を暗唱する姿を見せ、その成長ぶりにとても驚いたのだそうです。

まだ8歳のお友達の人生は、ここから先、長い長い道のりが待っています。
お友達の成長もたくさんの失敗や、繰り返しの学びを経て、ある日不意に私たちを驚かせるような歩みを見せてくれるはずです。

ずっと抱えている課題、新しく現れた課題の一つひとつに丁寧に対峙しながら、いつの日かお友達同士で楽しくおしゃべりができるように、最後まで何事にも取り組めるように、そして自信に満ちた笑顔で過ごせるようになることを目指します。
いまはまだ道の途中、ほんの一歩を歩き始めたばかりのお友達ですが、COMPASSもこれまでと変わらず、いつも寄り添いながら見えてくるお友達ならではの景色を共に楽しんでいきたいと思います。

COMPASS発達支援センター枚方
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