COMPASSオレンジ 笑みと言葉が溢れ出すとき(2)

木曜日のCOMPASSです。
COMPASSオレンジのお友達は、発語がなく、指示を理解した行動も取れませんでした。
来所時に室内へ入るのも嫌がり、泣き始めるとしばらくは泣き止まずにいたと言います。

お友達が徐々にCOMPASSに慣れ、信頼関係を築けるように見守りながら始まったCOMPASSです。
最初は発語の練習で手遊び歌や絵カードなどで模倣を促しても反応が薄く、離席が目立ち、すんなりとはいきませんでした。
それでも何度も何度でも繰り返していくうちに、少しずつ硬かった態度に変化が見られるようになっていきます。

半年経った頃にはカードを見て先生について模倣する姿を見せるようになり、単語の発語練習で多くの発語が見られるようになりました。
カードの絵を見て、その名前を発声し、先生の声掛けを聞いては模倣してオウム返しも聞かれるようになってきました。
入退室や活動の始まりと終わりの挨拶でも「さようなら」「あっとー(ありがとう」「かして」などなど言える言葉が増えてきました。

日常生活の動作も変化が見られ、トイレに座って10数えるようになってきて、自分で靴やズボン等の着脱をやれるようになってきました。
表情にも変化が見られ柔らかくなり、並行して着座時間が延びていき、離席せずに最後まで集中して取り組めるようになってきました。
クレヨンや鉛筆で線のなぞりができるようになり、発声だけでなく、ひらがなや数字も少しずつ読めるようになってきています。

近頃は、単語だけでなく、一語文であるものの会話のやり取りのができるようになり、話しかけられた言葉を模倣して複勝ができるようになってきた様子をご覧になり、保護者様も喜んでくださっています。
「通い始めたころは、目線がほとんど合わず、親の私たちでさえそばにいてもいないかのように一人で遊ぶことが多い子でした。それが今では、「できた~」とうれしそうに手を叩いて教えてくれたり、誕生日に一緒に誕生日ソングを歌ってろうそくを消したりと、心が通い合っていると感じることが増えました。本当にうれしい成長です。」と、嬉しい言葉を言っていただきました。

お友達は今では単語だけですが、楽しそうに歌を一緒に歌ってくれるようになりました。
先生が「きらきら光るー」と口にすると、お友達も「おそらのほしよー」と、続けて発声してくれます。
「どんな色が好き?」と先生が聞くと、お友達も得意げに「あかー」と答えられるようになりました。
今、お友達には笑みと言葉が溢れ始めてきています。
そんなお友達の成長は、先生たちの目に微笑ましくも頼もしく映っているのだそうです。

これからは更なる成長を目指し、単語から二語文が言えるように言葉を増やす会話へとつながる練習を継続し、お友達同士で基本的なルールやマナーを表現する「かして」「どうぞ」「ありがとう」などの言葉のやりとりが自然にできるように導いていきます。
ひらがなや数の理解と習得のための学習を継続し、生活動作の向上では今はまだ促しが必要なトイレトレーニングや、まだぎこちないボタンの留め外し、スプーンを使う練習などもしていきます。

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