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発語の伸び(その6) 明るさと机の向きと支援時間

明るい部屋が理想的

指導を受ける部屋の明るさですが、活動をするときは明るい部屋が理想的です。最低でも手元が明るい事、2500ルクス以上の照度が必要です。

 

部屋の真ん中に蛍光灯がある場合等、部屋が広すぎたり、明るさを吸収する壁紙やカーテン、家具の場合は手元も、指導者も暗くなってしまい、取り組みを始める前に気持ちが落ちてしまいます。

 

上記の場合でしたら、スタンドを用意するなどの配慮も必要です。

 

おおよそダイニングスペースがある場合は、採光も考えられており、テーブルの上も明るくなるように設計されていますので、暗い部屋でするよりもその方が照度を確保する事ができます。

 

暗いと何故悪いのかというと…暗いと眠くなるのです。私達がキャンプに行って、早く寝てしまうのは、疲れてだけでなく、周りが暗くで体のスイッチが切れてしまうからです。

 

今から活動するという時は、部屋を明るくして頂くだけでテンションが上がります。

ゴールデンタイムは夕食前

指導時間も問題です。

 

専業主婦でなく、共働きや、自営の場合、学校や、園から帰宅すると食事、お風呂と続きます。

 

私達大人も、仕事が終わって帰宅し、夕食を食べて、お風呂に入ると眠くなると思うのですが皆様はどうでしょうか?子ども達も同じで、夕方夕食を食べて、そしてお風呂に入るとスイッチが切れて通例は眠たくなってしまいます。

 

学校や幼稚園、保育園で遊び回って疲れているからです。

 

夕食前が子ども達にとってのゴールデンタイムです。この時間を有効に過ごして頂く事が大切です。

 

お仕事の関係で難しい時は、ちょっとおにぎり等を食べて、夕食時間を少しずらす等の対策も有効です。※余りに遅すぎるのも問題ですが…

 

そんな時間が取れない時は、早起きをして下さい。仕事前、登園前、学校に行く前に朝の取り組みをしておられる方も実際におられ、成果を出していらっしゃいます。

 

勿論、冬場あたりが暗い時は、しっかり電気をつけての指導となります…

真後ろにドアがあると

机の向きに関して

 

目の前に窓があったりするのはよくありません。一番問題は、後ろにドアがない事です。

 

背後にドアがあると集中出来ません。これは学齢が上がっても同様です。学校等ドアは前後にありますが、多くの場合右前か、右後ろです。これが真後ろになると集中出来なくなってしまいます。

 

会社の机の配置等もそうですが、ドアが横手に見えるのは構いませんが、真後ろだとその席の方は集中出来ません。

 

ここまで準備が出来てくる段階で何割かは膠着状態を脱していると思います。

 

後はアプローチの仕方で成果が得られますので、まず環境設定をお願いします。

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