COMPASS大村NEXT 一つひとつ積み上げて(1)

金曜日のCOMPASSです。
COMPASS大村NEXTのお友達はこの春小学校2年生に進級しました。
NEXTに通い始めたのは昨年、お友達の小学校初めての夏休みが終わる頃でした。

お友達は何というか、自分の世界のような、ふわっとした感覚の中にいるような様子があるのだそうです。
気を張っていなければならない、例えば交通量の多い場所でも保護者様が手を繋いでいないと車道に出てしまうなど危険への予測ができません。
また、言葉の理解や自分の気持ちを伝えることが難しく、お友達の言葉そのものも不明瞭で、わからないことが多いのだそうです。
保護者様は、そんなお友達の将来のために、療育を受け、成長していって欲しいと願っておられました。

こうしてCOMPASSに通い始めたお友達。
基本の着座を促すのですが、すぐに離席してしまいます。
遊びたい気持ちが強く、着座までにかなり時間を要するお友達。

個別支援計画では、まずCOMPASSに慣れ、COMPASSでもお友達と仲良く過ごせるようになること。
そして自分でできることを増やし、色々な活動に楽しんで参加できるようになることを目指すものになりました。
席に着くようにと、何度も何度も声を掛けて呼び戻すという繰り返しが行われ、学習教材や時計で一つひとつ「ここまで」と伝えて切り替えを促しました。

療育は、お友達の認知能力を確かめながら、絵カード・絵本・色別・あいうえお発声・ブロック・プリント・運筆・なぞり書き・1~10までの数などを課題として一つひとつ取り組んでいきました。
お友達は、洋服や靴の上下・左右の間違えたり、また色認知が曖昧でした。
左右の視空間認知や色の識別には、ビー玉をその色の印に置いていくなどの作業を取り入れました。

不明瞭な発語の矯正のためには「あいうえお」の発声と、声の大きさに注意することを繰り返し伝えていきました。
これらの機能訓練や発音などは、全て先生と1:1の個別指導で行われました。
色のビーズを指定された色の場所に置く、上下左右を答えるなどの課題では、どこか自信なさそうにおずおずと答えていたお友達が、明確にはっきりと答えられるようになってきたのは、通い始めてから半年が経った翌年の1月くらいからでした。
(後編に続きます。)

COMPASS発達支援センター大村.NEXT
所在地:〒856-0017 
    長崎県大村市荒瀬町1083-7
連絡先:0957-46-3278

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