COMPASS須崎 命を守るため、今できること

水曜日のCOMPASSです。
COMPASS須崎では、定期的に避難訓練を実施しています。
高知県には南海トラフ地震対策課が置かれ「南海トラフ地震対策その他地震対策及び防災意識の普及啓発」を進めており、各事業所への講師の派遣、耐震化等への助成金の支給、避難訓練を推進しています。

高知県のWebサイトによれば
”(…前略)南海トラフ地震は、南海トラフ及びその周辺の地域における地殻の境界を震源とする大規模な地震をいい、この中には南海地震や東南海地震、東海地震などが含まれます。
それぞれの地震が単独で発生する場合もあれば、複数の地震が同時または時間差で発生する場合もあります。
また、最新の科学的知見によれば、発生頻度は極めて低いとされていますが、下図に示す想定震源域全体を震源とする東海から九州にかけて甚大な被害を及ぼす最大クラスの地震が起こる可能性もあります。”(「南海トラフ地震に備えるポータルサイト」より抜粋)と記されています。

今回もCOMPASS須崎では「地震、津波、緊急事態」を想定した避難訓練を実施。
まず、お友達にしっかりと地震とはどんなものか、どんなことが起きて、どう対応すればいいのかを説明します。

次に地震や津波から身を守るためには避難することが大切なことを伝え、安全に避難できるように、今日のような日頃から訓練を実施し、避難場所や避難方法を知ること。
訓練が始まったら先生の指示・誘導に従って小高い丘の上にある「多ノ郷平和公園」という指定された避難場所に避難するまでを行いました。

さて、訓練の開始です。
先生がスマホで模擬の緊急地震速報音を鳴らし、お友達は速やかに先生の指示のもと、行動します。
避難は、以下の手順で行われました。

1. 安全な部屋に集合。
 身を守る基本の姿勢(姿勢を低くし、手で頭を覆って動かない)で揺れがおさまるまで待機します。

2. 防災頭巾を正しく被る。
 揺れの次にやってくると想定される津波を避けるため、指定された場所まで移動する避難行動に移ります。
 全員防災頭巾を被るのですが、小さいお友達には高学年のお兄さんやお姉さんのお友達が被り方を教え、全員が迅速に防災頭巾を被ることが出来ました。

3. 指定避難場所まで避難。
   高学年のお友達は列を乱さないように、そして小さなお友達の移動は、誘導リングをしっかり握って公園まで徒歩で避難します。

 どのお友達も列を乱さず、余計なおしゃべりもせず、先生の指示をよく聞いてルールを守り、安全に避難することができました。

これまで何度も何度も繰り返し行われてきた訓練の成果で、高学年のお友達には行動に訓練への意識と行動の定着が見られます。
先生たちの期待以上に年下のお友達への手厚い配慮が自然に行われ、その姿は緊張で張り詰めた気持ちがほっとする瞬間でした。

できればそんな日は、絶対に来てほしくないという願いが全員の想いです。
しかし、現実的にはもう、いつきてもおかしくないと言われている大地震。
もう一度気を引き締め、さらなる意識向上へ繋げていくため、今後も様々な想定のもと、定期的な避難訓練を継続していきます。

今回はスムーズに避難ができました。
ひとつの成果として、それは喜ばしいことです。
お友達がきちんと助けを求められる発語の指導、屋外へのスムーズな脱出の様々な工程をいかにスムーズにするかという個別の課題は残ります。

概ね成功したものの、先生は、迅速で適切な判断、指示、誘導ができるよう、尚一層の訓練の積み重ねが必要だと、改めて感じたのだと言います。
避難補助具の利用、歩調を合わせて歩くこと、自力避難ができないお友達を安全に避難させるための体勢、職員に役割を割り振り、がどう動き、利用者全員の安全確保を行うか、命を守るための綿密なシミュレーションと必要な訓練を継続していきます。

COMPASS発達支援センター須崎
所在地:〒785-0036
    高知県須崎市緑町9-27 須崎保岡ビル2F
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