COMPASS下関 話し合うこと、一緒に経験すること(2)

火曜日のCOMPASSです。
COMPASS下関のお友達が通い始めて1年が経ち5年生になった頃、保護者様と玄関で別れても、お友達はもう泣かなくなりました。
COMPASSのルーティンをマスターし、先生の促しできちんと着座姿勢を取れるようになりました。

お友達の学習も50音の唱和、ひらがなの読み書きから始まり、COMPASSのプリントのDやEがこなせるようになりました。
なぞらずにひらがなを書けるようになると、文章の構成力が身につく日記をも大切な課題として進めました。

集中した課題の取り組み以外にも、お友達が苦手なことの1つに工作がありました。
作ることは面白いと感じているものの、糊を使う工作は上手にできません。
糊の感触が嫌いなうえ、指先の感覚だけで糊を取り、紙と紙を貼り合わせると、はみ出してしまったり、足りずに付かなかったり…
そこで先生は巧緻性の指導を加えると共に、手を添えて、糊が手につかないように貼り合わせる方法を根気よく教え、一緒に体験を重ねていきました。

集団活動にも参加するように促しますが、この集団活動への参加はお友達の難関でした。
笑顔溢れる集団活動なのですが、お友達はちっとも楽しめません。
そこで先生が間に入り、椅子取りゲームや列車ジャンケンなど、先生と一緒に参加し、集団活動に慣れるように促しを続けました。

集団の中に入ること、皆に合わせた行動をすることが苦手だったお友達は、繰り返しながら少しずつ分厚い殻が剥がれ、ついで少しずつ皆で活動することの楽しさ、達成する喜びが重なるたびに苦手意識は薄れ、いつの間にか笑顔で参加できるようになっていきました。

学習ではひらがなが書けるようになり、学びの先に得られる達成感がお友達の挑戦する心を育てます。
お友達が通い始めて4年目の春、お友達は中学生になりました。
いたずら好きで頼りなかったお友達の笑顔は、自信の煌めきを宿した輝く笑顔に変わっています。

集中が苦手だったお友達は最後まで1つの課題に向き合い、取り組む姿を見せるようになってきています。
これからもお友達と一緒に経験を重ねていきながら、目指すのは基礎学力の向上と定着です。
お友達と先生共に小学生だった頃と変わらぬ前向きな姿勢で、これからも取り組みを通して社会に向けた成長を促し続けていきます。

COMPASS発達支援センター下関
所在地:〒751-0849
    山口県下関市綾羅木本町2丁目2−1
連絡先:083-227-4328

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