COMPASS小倉北 座れて、そして…(2)

木曜日のCOMPASSです。
COMPASS小倉北のお友達、少しずつ座っていられるようになってきました。
ひと月経った7月の終わりになると、お友達は毎日のルーティン動作を理解していました。
来所したら「ご挨拶をする」のだと覚えていて、入り口で立って先生からのご挨拶の声掛けを待つようになりました。

実はお友達にはまだ発語はありません。
それでも先生の「こんにちは」「おはようございます」の声に合わせて「ぺこり」と頭を下げる動作はできるようになっています。
何か欲しいときには「ちょうだい」の動作もできるようになってきました。
ご挨拶の後に続く動作の靴をしまったり、鞄をロッカーにしまったり、手洗いをしたりはまだ先生の促しが必要ですが、一連の動作は抵抗なく概ねできるようになりました。

お友達同士で楽しく関われるようになることも大きな課題の1つですが、最近では玄関に顔を見知ったお友達が来所すると嬉しそうな表情になったり、そのお姉さんのお友達がしていることを真似してお絵描きや積み木を積んだりして呼応して遊べるようになってきました。
ここにきてCOMPASSにもすっかり慣れ、日々の過ごし方を覚えると、今度は色々なものに興味・関心が芽生え、成長を窺わせるお友達ですが、困ったことも出てきたそうです。

「危険」に対する認識が未成熟なので、考えられないようなこと・・・例えば壁に突進したり、いきなり扉を開けたり、物を投げてみたり、挙句、机に登ってしまったりと、自由奔放でいきなり行動してしまい、先生をハラハラさせていたのだとか。
お友達が絶対に怪我をせず、安全で楽しく過ごせるよう、先生たちは一致団結してこれまで以上に注意深く見守り、扉には鍵を取り付け、入ってはいけない場所には通り道を机で塞いだりと、安全な環境作りに日々配慮しているのだそうです。

保護者様もお友達が毎日楽しく過ごしていること、手洗いが出来るようになったこと、色々なことに挑戦していて、日々少しずつ成長を感じていると連絡帳に記入してくださっています。
先生たちもしっかりと心の手を繋いだような信頼関係の手応えを感じながら、元気に笑顔で来所し、日々着座時間が延びたり、挨拶が上手になったりと成長を垣間見せてくれることが嬉しいと話してくれました。

今は、溢れるほどたくさんの言葉のシャワーを浴びているお友達。
これが意味のある言葉として認知される段階になると、「あ」のたった一言でも発語があれば、先生はきっと満面の笑顔を向けて「なあに?」と尋ねることでしょう。
そして伝わる喜びで大きく感情が動かされると伝えたい!という思いがどんどん溢れ出していくはずです。
その嬉しい瞬間へ向かって、お友達が自分の気持ちを相手に伝え、伝わることの喜びを感じられるよう、これからもしっかりと向き合って支援を続けていきます。
その時が来たら、またお友達の成長をご紹介したいと思います。

COMPASS発達支援センター小倉北
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