COMPASS高松.Jr 少し先の未来を照らして(2)

火曜日のCOMPASSです。
COMPASS高松Jrのお友達、語彙が少ないこともあって会話が難しいというお困りごとがありました。
日常生活動作、特にトイレでの排泄なども完成されていませんでした。
年長さんのお友達、就学準備も兼ねてひらがな50音の読み書きにも挑戦しますが、手指の力が弱く、筆記具をうまく使えませんでした。

少し取り掛かってもすぐに取り組めなくなることが多く、ずっと一進一退を繰り返していました。
それがある日、そこには気づいたら当たり前のような顔で、自然にご挨拶をするお友達の姿がありました。
そこから今に至るまで、お友達は継続して色々な課題に取り組み、頑張りを見せるようになってきました。
姿勢をすぐに崩し、ほとんど課題にも集中できていなかったお友達ですが、今は学習時間は最後の挨拶が終わるまできちんと着座姿勢で取り組むことができています。

その頑張りでひらがなはほとんど読めるようになり、さまざまな指先の訓練も成果を見せ、書く練習にも意欲的に取り組めています。
その頃までは、お友達は自宅以外ではトイレに行くことすらできませんでした。
飽きるほど何度も声をかけ、嫌がるお友達に、それでも何度も繰り返しトイレへ誘い続けた先生。
そして今、お友達は声をかけられなくても自分からトイレ行き、排泄を成功させ、手を洗うまでの一連の動作がきちんとできるようになりました。

何気ない会話につまづいていたお友達。
当時は、尋ねたことにおうむ返しを返してしまったり、うまく答えられませんでした。
これまでそれが当たり前だったからなのか、お友達同士の交流に興味を示す様子は見られませんでした。
COMPASSで近くにお友達がいたとしても、結局ポツンとひとり遊びをすることが多かったそうです。
そこから日を追い、月を追うごとに個別指導だけから集団活動の機会も増やしていったことで、お友達は周りのお友達とのコミュニケーションを図る様子が見られ始めています。

お友達は来月にはコンパスに通い始めて1年になり、半年後には就学の時期を迎えます。
つけて集団活動に馴染んできたお友達、これからはルールを守って楽しむことを学び、どんな場合でもルールに従って相手を困らせないような行動をとることをマスターしていけるように導いていきます。
その学びの先に、保護者さまを困らせていたお買い物の際の自由奔放な行動をお友達が自分で制限できるようになっていくはずです。

写真はイメージです

 

就学を睨んだ学習面では、まず手指の訓練を継続し、今はまだ不安定な筆圧を高め、しっかりした文字が書けるように導いていきます。
挨拶やひらがな、カタカナ、数の認知などやるべきことは盛りだくさんですが、お友達の気持ちが不安で迷子にならないよう、常に寄り添い、お友達の歩む道の少し先を照らし続けていきます。

COMPASS発達支援センター高松.Jr
所在地:〒761-8071
    香川県高松市伏石町2155番地18 フィット伏石 Ⅱ 号棟
連絡先:087-864-5328

(事業所名をクリックして頂くと事業所案内ページへ。また電話番号のクリックで電話がつながります。)
Copyright(c)2018@compass328 T.0. All Rights Reserved.

初めての方へ

COMPASSの療育手法
ご利用者の声
COMPASS施設一覧