COMPASS鍋島 まずは正しい姿勢から始まって(2)

火曜日のCOMPASSです。
COMPASS鍋島のお友達が通い始めて10ヶ月が過ぎようとしています。
当初のお友達は、正しい着座ができませんでした。
目の前のやるべきことに集中できず、時には先生の話も聞いていないようなところもあったそうです。

ですが先生たちの工夫を散りばめた落ち着いて座れる環境で、お友達は次第に着座姿勢を崩さずに目の前の課題に取り組めるようになってきました。
着座姿勢が維持できるようになったお友達は、時折間違えながらもひらがなに興味を示し、次第に読めるようになっていきました。

周りのお友達に話しかけられず、もじもじしていたお友達。
先生が間を取り持ち、少しずつ少人数の集団活動に参加し、楽しい経験を積み重ねていきました。
集団活動ではルールやマナー、言っていいことと悪いことがあることや、良い言葉に置き換える学びを現在も継続しています。
時間をかけて少しずつ人との関わりを学んできたお友達は、最近では小さなお友達にも優しい気配りを見せて初めているのだそうです。

ある日、家でテレビを見ていたお友達が、自分の名前を画面に見つけ「これは〇△▢の〇だよ!」と言えたと保護者様が嬉しそうに教えてくださいました。
また学習の成果が上がり、ひらがなに興味を示し、読めるようになっていることをとても喜ばれています。
ご家庭ではまだ時折弟にちょっかいをかけることはあるそうですが、連絡帳や送迎時の先生からCOMPASSでは小さいお友達にも優しくできているとご報告したところ、とても嬉しいと話してくださいました。

この10ヶ月でお友達はしっかり前を向き、まずは目の前の課題に向き合うための基本となる正しい姿勢で着座できるようになりました。
学習面では、ひらがなが読めるようになった今、これからは自分の名前の読み書きが出来るようになることを目指していきます。

保護者様からもまだ言葉遣いが荒いときがあるので、正しい言葉使いや表現が出来るようになって欲しいと望まれています。
人との関わりでも、遊ぶときも、共同作業をするときも、好き勝手に感情のまま行動するのではなく、ルールやマナーがあることを理解し、お友達同士で楽しく遊べるように導いていきます。
場面に応じた言葉遣いや表現、目を合わせながらのご挨拶もできるようにと願いながら、これからも温かく、厳しく見守りを続けていきます。

COMPASS発達支援センター鍋島
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