COMPASS唐津Happiness もうお片付けできるよ!(2)

火曜日のCOMPASSです。
COMPASS唐津Happinessのお友達が通い始めて半年が過ぎた昨年の早春。
日常の生活動作や言葉に困りごとを抱えていたお友達の様子が少しずつ変化を見せ始めます。

COMPASSのお友達はCOMPASSに到着してから着座するまでに決まったルーティンがあります。
玄関でのご挨拶、靴を脱いで靴箱にしまうこと、鞄もロッカーにしまい、上着をハンガーにかけます。
検温を済ませてからトイレへ行き、トイレで用を足し、手を綺麗に洗って指定された机に着座します。

その一連の流れの中で、お友達は自分で上着をハンガーにかけたりたたんでカバンに入れたりすることを覚えていきます。
衣服の片付けはそれまでお友達の日常にはなく、誰かがやってくれるものでした。
それが今では声掛けで自分で衣服を畳むことやハンガーにかけることもできるようになってきました。

言葉の学びでは不明瞭な発語の矯正のためにあいうえお表を音読したり、絵カードで正しく発音するための口の開け方を習得していきました。
不明瞭さのために気持ちが上手く伝わらない悔しい思いをすると、癇癪になってしまうこともありました。
繰り返し先生の口元を見て、しっかり開け方や音も確かめながら一生懸命練習するお友達。
やがて、不明瞭さが少しずつ改善されていき、加えて語彙が増えてきたために意思を伝える言葉がクリアになっていきました。

一般的に手先が不器用と言われる小さなお友達は、肩甲骨からつながる腕・腕から手先への動作において、それらの骨の動きにチームワークが取れていない状態が多いようです。
このため指先でシールを貼ったり、箸を使って運ぶといった異なる繊細な動きがぎこちないものになってしまいます。

食事のときに上手く箸で摘めない、口に運んでもこぼしがちという傾向はこの手指の連携が未熟なために起こります。
指先の訓練を継続しながら、同時に肩を沢山動かす運動も継続すると改善していくと考えられています。
お友達も継続して指先を使った巧緻性を促す作業と運動を並行して続け、今は食事の動作を頑張って練習しています。

もうすぐ1年と9ヶ月目を迎えるお友達。
たくさん失敗もしました。
できないことがあると癇癪を起したり、拗ねてしまうこともありました。
そんなときは気持ちの切り替えもなかなかできませんでしたが、それでも辛抱強くお友達の活動の継続を先生は待ってくれます。

できたときには大袈裟に思えるくらいたくさん褒められます。
成功しなくても、それまでの頑張りを認め、励ましてくれます。
その結果、COMPASSにいるときだけでなく、ご家庭でも言葉でのやり取りができるようになり「以前に比べると気持ちが伝わらずに癇癪を起すことが少なくなってきました。」と保護者様も喜んでおられます。

今月、年長さんに進級したお友達、就学まで後1年となりました。
今は来所後のルーティンや活動が終わった際の片付けなどの動作も先生が声をかけることで、もう自分一人でできるようになりました。

これを自主的な行動へ、またCOMPASS以外のどこでも同じように行動できるようお友達の新しい習慣化を目指していきます。
さらに継続して発声の改善や語彙の獲得、そして会話のノウハウをさらに学び取り、そのうえで自分の名前・ひらがなの読み書きも習得し万全の準備を整えて来春を迎えたいと思います。

COMPASS唐津happiness
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