COMPASS宿毛 会話を目指して(1)

土曜日のCOMPASSです。
COMPASS宿毛に、3月の終わりから小学校生になる直前のお友達が通い始めました。
保護者様は日常生活動作や、学習面も気がかりだとおっしゃいます。
保護者様はお友達自身でできることが増えてほしいと望まれ、「学校を嫌にならずに、楽しく通ってほしい。」と希望しておられました。

個別支援計画では、まずCOMPASSに慣れ、リラックスして過ごせるようになり、楽しく通えるようになることを目指します。
慣れてきてからは、言葉でのコミュニケーションに興味を持てるように関わり、お友達との交流で仲良く会話ができるようになっていくことを目指していきます。

春の始まりの頃、お友達は環境にとても敏感でした。
新しい場所に簡単には馴染まず、個室にも、トイレにも入れません。
個室への入室が困難だったため、部屋の入り口付近に机・椅子を設置して、少しずつ室内で落ち着いて療育ができるように取り組んでいきました。
また、トイレ内への入室時もキョロキョロと確認するなど怖がる様子が見られていたために、トイレの中にパトカーのイラストを貼り【守ってくれている】ことを伝えていったと言います。

1年生のお友達に必要な学習スキルとしてひらがなの読み書きに取り組みました。
お友達の関心はほとんど自分の内側に向き、コミュニケーションや感情を表出させることが苦手でした。
読み書きから会話へとつながる道は伝える手段として成長していく課題ですので、まずはひらがなのおけいこ ・絵本読み聞かせなどを活用し、言葉に触れる機会をたくさん作っていきました。

学習ではプリントに取り組む際、慣れていない鉛筆の持ち方や運筆の方法について丁寧に教えていきました。
持ちやすい鉛筆を用意し、楽しく練習できるように努めていきました。
それでもなかなか筆圧は上がらず、何度も繰り返して書く練習を続けました。

お友達同士の関わりも少しずつ進めていきました。
余暇時間には、周りのお友達と少しずつ交われるように配慮し、みんなで遊ぶ余暇スペースで一緒に過ごせるように誘い、少しずつ会話に繋がるよう間を取り持ちながらしながら取り組みを進めました。
日が経つにつれ、少しずつCOMPASSに通うことも、過ごすことにも慣れていったお友達。
安心できる場所であることがわかってくると、少しずつ明るさを見せ始め、表情も豊かになっていきました。
利用し始めてから2ヶ月ほど経過した5月になると、少しずつ成長への変化を見せ始めるお友達です。
(後編へ続きます。)

COMPASS発達支援センター宿毛
所在地:〒788-0000
    高知県宿毛市宿毛5380-1
連絡先:0880-63-1738

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