COMPASS大村Link 試行錯誤と諦めない取り組みで(2)

木曜日のCOMPASSです。
お正月明けから通い始めたお友達が大村Linkに通い始めてからもうすぐ1年。
その間にお友達は4年生になり、新しい環境への順応も示してきました。
お友達の行動や思考に更に大きな変化が見られるようになったのは、10月くらいからだったそうです。

それまでのお友達は、苛立つと突然大声を出したり、机上に登ったり、壁を叩いたりと激しい行動を見せ、先生の促しに応じて着座しても、課題に集中して取り組めず、頻繁に離席して走り回り、集団活動への参加もなかなか難しかったのだそうです。
これらの困りごとは学校でも頻繁に現れ、学校の先生と保護者様、そしてドクターを交えて話し合いが何度も行われていたのだそうです。

なかなか改善が見られないお友達に、先生はCOMPASSでの重要な役割を任せてみました。
それはおやつの時間や帰りの会の進行と発表です。
気に入った文言を繰り返し口に出すことはお友達の気に入った行動だったため、皆の前で代表としておやつの開始と終わりの挨拶を発信したり、帰りの会で送迎車の割り振りやドライバーを担当する先生の紹介を行うのですが、これらの行動はお友達に高い満足を与えたようで、また代表を務めることから責任感も育っていったようです。

10月になると、奇声や離席などの困った行動が徐々に見られなくなり、活動開始前に交わした先生との約束も自制心を発揮してしっかり守れるようになっていきました。
やがて、少しずつではありますが、あまり積極的に参加しようとする意欲が見られなかった集団活動も最後までルールやマナーに従って取り組めるようになってきました。

お友達が見せる活き活きとした眼差しと、今まであまり取ることのできなかったお友達のコミュニケーションを目の当たりにされた保護者様も大変評価していただいています。
お友達が成長していく様子を真近でご覧になり「当初の希望は、ほぼ達成できています。ただ、現状の維持と更なる成長が今後の課題ですね。」と話しておられたそうです。
この言葉に大村Linkの先生方のモチベーションアップへとつながったのだそうです。

初めの頃は、先生たちの全力の取り組みがお友達に全く良い影響を与えられず、試行錯誤の毎日が続いていましたが、皆の前で言葉を披露することがきっかけとなり、それまで眠っていたお友達自身が持つ成長の種が一斉に芽吹いてきたような印象です。
保護者様もおっしゃるように、これからの課題は現状の維持と更なる成長です。
現在の支援を先生も一丸となって継続しながら、また新たな芽生えと成長を模索し、やがてそのどれもが大きな花を咲かせられるように導いていきたいと思います。

COMPASS発達支援センター大村Link
所在地:〒856-0832
    長崎県大村市本町328-1-206
連絡先:0957-46-3238

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